ご挨拶
多様性と協働 その先へ
第2回日本公認心理師学会学術集会
山口大会 大会長
桝本 俊哉
(山口県公認心理師協会会長
・宇部フロンティア大学)
自然の営みは変わらずここにあるもので、そのままでよいと私たちを和ませてくれます。四季の移ろいは趣深いもので、私たちの生活に彩りと変化を与えてくれます。日本公認心理師学会学術集会は今回が第2回となります。第1回沖縄大会からの変わらぬ営みはそのままに、第2回山口大会の彩りを添えて、ここに来ていただきましたみなさまと共にあるひと時を創りたい、と私たちは願っております。みなさま、ここに来ていただきまして、ありがとうございます。ようこそお越しくださいました。
第2回山口大会のテーマは「多様性と協働 その先へ」としました。第1回沖縄大会のテーマである「ダイバーシティ」を引き継いで、そこから協働の未来を創りあげていくイメージです。この世界には多様性を活かした豊かな協働があり、そこから新しい世界、新しい営みが生まれています。私たち心理職の営みもまた、他の世界との協働、他の専門職との協働、そして何よりクライエントとの協働があってこそ「その先へ」とつながる営みです。そして「その先へ」の言葉には、過去の原因や理由に向けられることも多い私たちの心のありさまを、これから広がってゆく未来の希望や期待へと向けていくイメージも込められています。
さて、今年は全国の多くの公認心理師協会や臨床心理士会が創立30周年を迎える記念の年でもあります。山口県公認心理師協会も山口県臨床心理士会の設立から名称変更を経て30周年になります。この第2回山口大会も、これまでの30年を支えてきてこられた多くの関係者のみなさまのお力添えがあったからこそ、ここに開催の実りを迎えました。今ここにあることに、支えていただきました関係者のみなさま方に、また第2回山口大会にご協力いただいておりますみなさまに、心より感謝申し上げたいと思います。
そして、第2回山口大会に参加されるみなさま、お会いできますこと、大変嬉しいです。この山口大会には第1回大会でも好評を博しました先生方による講演をはじめ、最新の話題に応じた講演とシンポジウム、公認心理師基礎講座、そして山口県で対面開催のワークショップもご用意できました。さらに、山口県公認心理師協会30周年記念講演会も同時開催いたします。「多様性と協働」が織りなす第2回山口大会、そして「その先へ」どうぞご期待ください。