第36回日本神経治療学会学術集会
ホーム
ご挨拶
開催概要
プログラム
参加者へのご案内
発表者へのご案内
演題募集
指定演題登録
COI
市民公開
会場案内
託児室のご案内
宿泊案内
協賛
ポスター・チラシ設置申込
お問合せ
リンク
ワークショップのご案内
Let’s ENJOY debate in English のご案内
ボトックスハンズオンセミナー
神経難病リハビリテーション ハンズオン
ケースカンファレンス
ダウンロード

【ケースカンファレンス1】認知症
【ケースカンファレンス2】パーキンソン病
【ケースカンファレンス3】筋萎縮性側索硬化症

【ケースカンファレンス1】認知症

  日  時: 平成30年11月23日(金)15:40~17:15
  会  場: 第7会場(TFTビル東館9F 9-A)
  募集人員: 36名
  受講資格: 医療関係者
     
 

 若い脳神経内科医が研修を積む施設には必ずしもすべての専門家が揃っているとは限りません。また、施設ごとに考え方や治療方針が異なることもあります。本企画では新進気鋭のエキスパートをファシリテーターとして迎え、若手に勉強になるようなケースカンファレンスを行います。

 特に同年代の脳神経内科医やメディカルスタッフとディスカッションを行うことで刺激になり、交友を深めるきっかけにもなり、チーム医療を経験する場ともなります。脳神経内科の面白しろさ、奥深さを是非、実感してください!

   
  <方 法>  
 

 参加者は6名程度を1グループとし、症例を入院までの経過、入院後の経過など分割して提示し、臨床推論、検査計画、告知、治療方針などにつきグループディスカッションを行います。各グループにファシリテーターを一人ずつ配置し、参加者のディスカッションを助けます。

 いくつかのグループから発表してもらい、ファシリテーターからもコメントをいただきます。最後にショートレクチャーを行います。

   
  <症 例>  
 

症例:55歳・男性
現病歴:X年5月上旬、短時間の全身けいれんにて救急外来を受診した。頭部MRI検査では拡散強調画像で尾状核頭が若干高信号を呈していた。翌日まで経過観察を行ったものの再発作はなく、他に脳波を含め異常所見もなかったため2週間後の再診予約をして退院していただいた。

再診時、家族は退院後に物忘れや無気力が目立つようになったと述べ、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)も23点と低下していた。神経学的診察では軽度の失調歩行を認めた。
ここから先の劇的な展開は当日のお楽しみです。この症例をエキスパートとともに皆さんで考えてみませんか。

   
  <プログラム>
 
総合司会:下畑享良(岐阜大学)
ファシリテーター:
三條伸夫(東京医科歯科大学)、和田健二(鳥取大学)、中根俊成(熊本大学)、仙石錬平(東京都健康長寿医療センター)、田代 淳(札幌パーキンソンMS神経内科クリニック)、林 祐一(岐阜大学)、松島理明(北海道大学病院)
 
<タイムスケジュール>
15:40~15:45 本WSのねらいとオリエンテーション
下畑享良(岐阜大学)
15:45~15:50 症例提示(入院まで)
林 祐一(岐阜大学)
15:50~16:00 グループディスカッション(臨床推論,鑑別診断)
16:00~16:05 各グループから発表、ファシリテーターコメント
16:05〜16:10 症例提示(入院後)
林 祐一(岐阜大学)
16:10~16:25 グループディスカッション(告知と治療方針,院内での対応)
16:25~16:50 各グループから発表、ファシリテーターコメント
16:50〜17:10 ショートレクチャー
三條伸夫(東京医科歯科大学)、下畑享良(岐阜大学)
17:10~17:15 総括、アンケート記入
下畑享良(岐阜大学)
     
  ホームページからの募集は終了いたしました。
当日受付可能となりましたので、ご参加お待ち申し上げております。
  ※ワークショップの参加には第36回日本神経治療学会の参加登録が必要です。
     
     

【ケースカンファレンス2】パーキンソン病

  日  時: 平成30年11月24日(土)14:40~17:10
  会  場: 第7会場(TFTビル東館9F 9-A)
  募集人員: 50名
  受講資格: 脳神経内科専門医を目指す医師および専門医取得後10年程度の医師
     
 

パーキンソン病の診断と治療についてのプリンシパルを学ぶ

   
  <方 法>  
 

 このワークショップでは、若手の医師にパーキンソンニズムの鑑別診断、特に早期の診断について学ぶことと、進行期のパーキンソン病治療について学びます。 症例提示では、Movement Disorder Societyによるパーキンソン病臨床診断基などを参考にしながら、神経画像所見も加味して診断をすすめていきます。また、進行期の症例では、薬剤治療でコントロールが困難な症例に対するDevice Aided Therapy (DAT)の適応、導入についてディスカッションします。
 各々の症例検討の後は、パーキンソン病診療の第一線で活躍の先生から、診断とDATについてのレクチャーでまとめていただきます。 症例検討ディスカッションとレクチャーの組み合わせで、最新のパーキンソン病診断・治療を習得する大変良い機会になると確信しています。

   
  <症 例>  
 

1例目:パーキンソンニズムを呈し、L-dopaによる治療反応性が高いとは言えない症例を呈示する。発症7年目に強い首下がりを呈したが、薬剤性は否定的であった。脳MRIに加えて、MIBG心筋シンチグラフ、DaTスペクト、脳血流シンチの神経画像診断を実施した。PD、 PSP-P、 MSA-Pの鑑別診断および治療法について検討する。
2例目:進行期パーキンソン病の症例で、運動合併症の治療の難渋している。薬剤治療で改善可能か、Device-Aided Therapy(DAT)が、さらにはDATを選択する場合はDBSとLCIGのどちらが予適切かを議論する。実際にDATを導入する際の利点、欠点なども比較検討する。
 上記2症例に関連して、MDSのClinical Diagnostic Criteria for Parkinson’s DiseaseについてとDATについてのミニレクチャーを行います。

   
  <プログラム>
 
総合司会:市川 忠(埼玉県総合リハビリテーションセンター)、荻野美恵子(国際医療福祉大学)
講 師:前田哲也(岩手医科大学)、渡辺宏久(名古屋大学)
ファシリテーター:
西川典子(国立精神・神経医療研究センター)、頼高朝子(順天堂大学越谷病院)、余郷麻希子(慈恵会医科大学葛飾医療センター)、真木二葉(聖マリアンナ医科大学)、波田野琢(順天堂大学)、鈴木圭輔(獨協医科大学)、栗崎玲一(国立病院機構 再春荘病院)、高橋 真(関東中央病院)、木村活生(横浜市立大学市民医療センター)、吉田典史(埼玉医科大学総合医療センター)
   
<タイムスケジュール>
14:40~15:30 症例1呈示およびでディスカッション
15:30~15:50 ミニレクチャー MDS clinical diagnostic criteria for PD
   
16:00~16:50 症例2呈示およびディスカッション
16:50~17:10 ミニレクチャー Device Aided Therapyついて
   
  ホームページからの募集は終了いたしました。
当日受付可能となりましたので、ご参加お待ち申し上げております。
  ※ワークショップの参加には第36回日本神経治療学会の参加登録が必要です。
     

【ケースカンファレンス3】筋萎縮性側索硬化症

  日  時: 平成30年11月25日(日)14:50~16:40
  会  場: 第7会場(TFTビル東館9F 9-A)
  募集人員: 36名
  受講資格: 医師、看護師、医療介護福祉関係者
     
 

 本ワークショップは、ケースカンファレンスを行うことで多専門職とのチーム医療を実践し、実際の臨床現場に生かすことを目的としています。神経疾患の診療では医学的な問題のほか、様々な倫理的、社会的問題に遭遇することが多くあります。そのため、多くの専門職とのチーム医療、連携が必要です。

   
  <方 法>  
 

 今回は筋萎縮性側索硬化症(ALS)を事例に取り上げ、告知、意思決定、療養支援などを中心にグループディスカッションします。複数の専門職がそれぞれの知識と技術を提供し、患者のより良い療養を支えるプロセスを体験できたらと考えています。
 そのため、できるだけ多くの施設、医師だけではなく幅広い専門職の方々に参加していただきたいと思います。特に若手医師や若手メディカルスタッフの参加を歓迎します。また、今回のワークショップを通じて職種や施設を越えて交友を深める場にできたら良いと思っています。

   
  <症 例>  
 

症例:50歳代 男性
3年前に上肢筋力低下で発症し、A大学病院でALSと診断されました。四肢の筋力低下は徐々に進行し、昨年からは3ヶ月に1度のA大学病院での診察のほか、かかりつけ医の訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーションを利用して在宅で頑張っています。
最近嚥下障害が進行し食事でむせることが多く、食事に時間がかかるようになりました。在宅ケアスタッフは胃瘻などの人工栄養をどうするかをそろそろ決めた方がいいと考えています。しかし本人は病気について十分理解しているとは思えず、経口からの食事摂取を強く望みます。在宅医は胃瘻の方が望ましいと考え提案しますが、本人は胃瘻を拒否します。しかし家族は胃瘻を望んでいます。A大学病院の主治医は「病気については最初に十分説明したはずなのだけどね。でも胃瘻や人工呼吸器についてはまだしっかりと決めてないかな。」と、あっさりと言われました。
何だかありがちなパターンですが、皆様どう思いますか?本当に本人が望む療養を支援するために、病院-地域の専門職はどのように連携をとったらよいでしょう?
そこで今回は、
①ALSの病名告知の在り方について(いつ、どこまで、誰が)
②意思決定支援について
みなさんで考えてみましょう。

   
  <プログラム>
 
総合司会:杉浦 真(安城更生病院)、北山通朗(岡山旭東病院)
ファシリテーター:
北口浩史(倉敷中央病院)、舩越 慶(独協医科大学)、松井美紗(刀根山病院)、安井建一(博愛病院)、米延友希(刀根山病院)
   
<タイムスケジュール>
14:50~14:55 本WSのねらいとオリエンテーション
14:55~15:00 症例提示①
15:00~15:25 グループディスカッション(告知について)
15:25~15:40 各グループから発表、全体討議
15:40~16:05 グループディスカッション(意思決定支援と多職種連携)
16:05~16:20 各グループから発表、全体討議
16:20~16:40 ショートレクチャー
   
  ホームページからの募集は終了いたしました。
当日受付可能となりましたので、ご参加お待ち申し上げております。
  ※ワークショップの参加には第36回日本神経治療学会の参加登録が必要です。
     

ケースカンファレンス申込に関してのご質問・お問合せ先

  第36回日本神経治療学会総会 運営事務局
株式会社プロコムインターナショナル
〒135-0063 東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館9F
TEL:03-5520-8821 FAX:03-5520-8820
E-mail:jsnt36@procomu.jp