プログラム
日程表・講演・演題集
各プログラムの開催方式
企画種別 | 学会会場 (赤羽会館) (11月19日〜 11月20日) |
ライブ配信 (11月19日〜 11月20日) |
オンデマンド配信1 (11月19日〜 12月11日 23:59) |
オンデマンド配信2 (11月28日~ 12月11日 23:59) |
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開会式/表彰式・閉会式 | ○ | ○ | × | ○ |
基調講演/特別講演/シンポジウム1/ シンポジウム2/教育講演2/教育講演3/ 教育講演4/合同シンポジウム/ 特別シンポジウム(inochi gakuseiプロジェクト) | ○ | ○ | × | ○ |
教育講演4 「教育的理学療法と障害予防教育」 講師: 眞鍋克博先生 (日本理学療法士協会 学校保健・特別支援教育理学療法部会会長) |
○ 録画したものを放映 |
× | ○ | × |
特別企画 | × 会場での放映無し |
× | ○ (11月19日18時30分配信開始) |
× |
区民公開講座 | ○ | ○ | × | ○ |
指定演題セッション/セレクション発表 | ○ | ○ | × | ○ |
一般演題セッション (会場口述発表) |
○ | ○ | × | ○ |
一般演題セッション (オンデマンド発表) |
× | × | ○ | × |
公募型交流集会 | ○ | × | × | × |
機器展示 | ○ | × | × | × (学会HP内での機器展示掲載あり) |
学術大会企画
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【基調講演】(60分)
「共生のための予防理学療法の模索 ―腰痛のための予防理学療法―」白谷 智子 先生(苑田第二病院)
司会:大渕 修一 先生(次期大会長)最近のエビデンスにより、①腰痛と椎間板障害との関連性の否定、②腰痛と特定の脳領域の血流低下との関連性、③重症腰痛を伴う坐骨神経痛患者の神経根圧迫との関連性が低いことなどが報告されている。また、腰痛は鬱や不安との関連性や職場ストレスが関係している場合があり、腰痛の原因は多様である。このように腰痛の原因を評価することは困難であるため、痛みや体力などに合わせて楽しく継続できるヨガやストレッチを含めた筋力強化のプログラムを提唱することにより、腰痛への不安をなくしストレスなく共生できる方法を模索したい。
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【特別講演】(60分)
「COVID-19 から学んだこと、予防領域での模索と将来展望」山田 実 先生(筑波大学人間系)
司会:田中 康之 先生(千葉県千葉リハビリテーションセンター)COVID-19 の感染拡大により、大切なものを多く奪われることとなったが、同時に学ぶこと/学べたことも多くあった。この時代を生きた経験を、今後の健康長寿の実現に活かしていくことが、高齢者の予防領域に携わる者としての責務である。当日は、コロナ禍で高齢者に及んだ影響について概説するとともに、with/after コロナ時代の介護予防・フレイル対策について展望する。
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【シンポジウム1】(90分)
「地域共生社会における多職種連携」司会・ファシリテーター:白石 浩 先生(日本理学療法士協会理事)
「地域共生社会」の実現に向けた地域づくりや 、包括的な支援体制整備を進めるには、関係機関との連携や多職種連携がより一層求められる。本シンポジウムでは、介護支援専門員やヘルスケア産業企業など異なる立場での、地域共生社会への取り組みについて共有する。また、多職種から見た予防分野における理学療法士の役割や課題などについても議論を行う。
- シンポジスト
- 石山 麗子 氏(国際医療福祉大学大学院教授)
- 関 良一 氏(アルケア株式会社 ロコモ事業部長)
- 佐藤 美由紀 先生(新潟大学)
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【シンポジウム2】(90分)
「介護予防・日常生活支援総合事業 短期集中型予防事業を考える」司会・ファシリテーター:岡持 利旦 先生(霞ヶ関南病院)
介護予防・日常生活総合支援事業に位置づけられた短期集中型予防事業では、高齢者自身が自分の体や生活上の課題を知り、自分自身の能力を高めることを目指す。本シンポジウムでは、それぞれの立場から、専門職の効果的な関わりや課題などについて議論を行う。
- シンポジスト
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国の立場から
田中 明美 氏(厚生労働省 老健局認知症施策・地域介護推進課) -
市区町村への伴走支援の立場から
鎌田 大啓 氏((株)TRAPE代表取締役 大阪大学医学系研究科保健専攻招聘教員) -
実践者の立場から
駒井 敦 氏(霞ヶ関南病院)
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【区民公開講座】(120分)
「地域でつくる介護予防〜東京都北区での取り組み〜」講師・ファシリテーター:大渕 修一 先生(東京都健康長寿医療センター研究所)
コロナ禍において、多くの介護予防自主グループの活動が休止した。
他者との直接的な関わりが減少する中で、改めて「地域でつくる介護予防」の意義について考える。
本セッションでは、介護予防事業の現場で実践している専門職や、行政、住民と共に課題や今後の展望について討論を行う。また、自主グループ活動の紹介や発表も企画している。 -
【教育講演】(60分)
「予防理学療法学」のこれから講師:内山 靖 先生(名古屋大学 教授)
司会:島田 裕之 先生(国立長寿医療研究センター)2020年4月1日より、指定規則の改定により、専門基礎分野において「予防の基礎」が必修化された。
「予防理学療法学」は新しい学問であり、体系化が進んでいる。
予防理学療法学のこれからについて、また、既卒者が学ぶべき内容についてお話いただく。
疾病及び障害の予防を中心とした第1次予防から第3次予防にかけての基礎を指す。 -
【教育講演2】(60分)
「全国の産保センターに先駆けて取り組んでいる転倒腰痛対策に係る支援サービス」講師:赤前 幸隆 氏(独立行政法人神奈川産業保健総合支援センター)
司会:川又 華代 氏(中央労働災害防止協会) -
【教育講演3】(60分)
「顎関節症に対する理学療法」講師:
島田 淳 先生 (一般社団法人日本顎関節学会理事)
「顎関節症の考え方と運動療法の重要性」
古泉 貴章 先生 (加藤大介クリニックリハビリテーション科)
「顎関節症に対する運動療法の実践報告」司会:内田 学 先生 (東京医療学院大学保健医療学部)
近年、顎関節症治療の第一選択が運動療法である事について、世界的なコンセンサスが得られている。顎関節は咀嚼・嚥下・発語、さらには全身の運動機能に影響する。顎関節症は主に歯科で扱われるが、歯科医師は運動器の扱いに慣れていない。今後、日本における顎関節症治療において、歯科医師と理学療法士の協働が重要となってくる。
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【教育講演4】(60分)
「教育的理学療法と障害予防教育」講師: 眞鍋克博先生(日本理学療法士協会 学校保健・特別支援教育理学療法部会会長)
司会:山川智之先生(日本理学療法士協会 学校保健・特別支援教育理学療法部会副会長)
学校保健・特別支援教育理学療法部会では、教育的リハビリテーションにおける理学療法の在り方について、従来の医学的理学療法と区別するため、新たにその名称を“教育的理学療法”と命名して定義し、学校教育分野において介入支援を図り拡大推進しているところである。
さらにこれまでの活動を礎に、新たに「障害予防教育」を通じて学校教育分野へ介入支援していくことを活動指針として策定した。その趣旨は、児童生徒を対象に障がいとは何か、それはどうして発生するのか、予防するにはどのように考え対応することが求められているのかなどについて、小・中学校の「総合的な学習の時間」を利用して授業を行うことを主目的としている。
今回の教育講演では、教育的理学療法に基づいた障害予防教育の理論と実際について、概説する予定である。 -
【合同シンポジウム】(90分)
「二次性骨折予防に対する理学療法士の役割 ―「二次性骨折予防継続管理料」の保険収載を受けて―」シンポジスト:
北海道札幌市 福嶋 篤 先生(北海道リハビリテーション専門職協会)
「骨粗鬆症における二次性骨折予防取り組みの重要性について」
田中 暢一 先生 (ベルランド総合病院理学療法室)
「理学療法士が主体となって企画した骨粗鬆症リエゾンサービスについて」
加藤木 丈英 先生 (聖隷佐倉市民病院骨粗鬆症リエゾンサービスセンター)
「院内から院外へ展開する骨粗鬆症リエゾンサービスについて」司会:藤田 博曉 先生 (埼玉医科大学保健医療学部理学療法学科)
骨粗鬆症を背景とする四肢の骨折患者は、理学療法士として主要な対象疾患である。また、初発の骨折はその後の骨折を繰り返すことが知られており「骨折の連鎖」といわれており、初発の骨折だけでなく二次骨折の予防に対する取り組みが重要視されている。本年4月の診療報酬の改定において「二次性骨折予防継続管理料」が保険収載され、二次性骨折予防の重要性が認識されることとなった。本改訂では「大腿骨近位部骨折に対する手術を行ったものに対して、二次性骨折の予防を目的として、骨粗鬆症の計画的な評価及び治療等を行った場合に、当該入院中1回に限り算定する」と定められており、関連学会のガイドラインに沿って継続的に骨粗鬆症の評価を行い、必要な治療等を実施した場合に算定される。現段階では医師や看護師、そして薬剤師が明記されているが、運動機能の評価や運動指導による二次骨折の予防に対する理学療法士の役割は重要であると考える。本シンポジウムでは二次性骨折予防に対する重要性と理学療法士の役割について考える。
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特別シンポジウム(30分)
「inochi Gakusei Innovators' Program2021日本予防理学療法学会特別賞受賞シンポジウム」「フレイルと、向き合い、一人でも多くの人に、一秒でも長く、健康を。」
石田賢史朗 氏、大川世成 氏、畑村樹影 氏(智弁学園和歌山高等学校)
チーム克己「JSKS式横断歩道」
岡本優 氏、荻原かれん 氏、黒田涼 氏(高槻高等学校)
チーム喜導愛楽「マッチ合わせ」
丹山愛花 氏、湯野遥菜 氏、寺島侑那 氏(立命館慶祥高等学校)
チームどさんこ三姉妹「つるっとすってん要介護」司会:牧迫 飛雄馬 先生(鹿児島大学)
フレイルは、高齢期における要介護の引き金となる主要な要因のひとつであり、社会全体としての対策が求められる問題である。inochi WAKAZO Projectが運営する中高・高専生がヘルスケア課題解決プランを競うプログラムであるinochi Gakusei Innovators' Programにおいて、2021年度の課題解決のテーマとして「フレイル」が設定された。inochi Gakusei Innovators' Programでは、2~4人から成る中高・高専生のチームが課題解決策を創出・実行し、その過程においては当事者・関係者の方などとの対話を通して、「どのようなことに生きづらさを感じているのか、困っているのか」、「どのようなことが求められているか」を聴取し、様々な課題を肌感で捉えていく。2021年度は「フレイル」をテーマとして、2021年11月にinochi WAKAZO Forumが開催された。
本シンポジウムでは、inochi Gakusei Innovators' Program2021に参加した全44チームの中から選出され、日本予防理学療法学会特別賞を受賞した3チームに登壇して頂き、将来性および挑戦性を備えた若き活気あふれる世代からのアイディアを紹介してもらい、予防理学療法におけるイノベーションの創出に寄与するシンポジウムを目指す。 -
特別企画(80分)
「地域に広がる理学療法士の取り組み ~全国リレーシンポジウム~」介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)ではリハビリテーション専門職が関わることで地域の介護予防機能を強化する方向性が示され、理学療法士の地域への関わりは年々増加しています。
全国の区市町村では、その地域にあった特色のある様々な取り組みが行われています。
本シンポジウムでは、全国 4 カ所での総合事業における理学療法士の取り組みをリレー形式でご紹介します。※オンデマンド配信のみ
- 司会
- 細井 俊希先生(株式会社 ゆず)
- 中村 睦美先生(東都大学)
- シンポジスト
- 福嶋 篤(北海道リハビリテーション専門職協会)
- 倉地 洋輔(株式会社まちリハ/町田市介護予防フレイル予防推進員)
- 畑山 浩志(洲本市役所 健康福祉部 介護福祉課 長寿支援係)
- 小牧 隼人(馬場病院)