プログラム・日程表
セッション一覧 ※項目をクリックすると該当のセッションへジャンプします。
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大会長講演 9月2日(土)9:00-9:35
平泉達哉(能代厚生医療センター 薬剤科)
武田 真莉子(神戸学院大学 薬学部)
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理事長講演 9月3日(日)9:00-9:55
2023年度の学会運営と今後の展望
武田 真莉子(神戸学院大学 薬学部)
朝倉 俊成(新潟薬科大学 薬学部 臨床薬学教育研究センター)
招待講演
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招待講演1 9月2日(土)10:40-11:40
SGLT2阻害薬の多面的な作用と作用メカニズム
辻本 勉(武庫川女子大学 薬学部 臨床薬学教育センター)
金井 好克(大阪大学 医学系研究科生体システム薬理学)
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招待講演2 9月3日(日)11:00-11:45
薬と糖尿病を取り巻く医療環境の激変
濱口 良彦(関西電力病院 薬剤部)
清野 裕(関西電力病院 関西電力医学研究所)
特別講演
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特別講演1 9月2日(土)9:40-10:35
2型糖尿病の成因と治療の最新知見―精密医療の実装に向けて
室井 延之
(神戸市立医療センター中央市民病院/神戸市立神戸アイセンター病院 )門脇 孝(国家公務員共済組合連合会 虎の門病院)
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特別講演2 9月3日(日)10:00-10:55
糖尿病薬の薬物動態学に関する研究の進展: 薬物相互作用解析、個別化医療を糖尿病管理に統合することの必要性
家入 一郎(九州大学病院 薬剤部)
杉山 雄一(城西国際大学)
教育講演
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教育講演1 9月2日(土)13:15-14:10
糖尿病の早期診断・治療の重要性と検体測定室の活用
橋田 亨(神戸市立医療センター中央市民病院/神戸学院大学)
矢作 直也(自治医科大学 内科学講座 内分泌代謝学部門)
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教育講演2 9月2日(土)14:15-15:10
日常臨床、病棟活動に活用できる医薬品の
個別適正化使用のための薬物動態の理解
-遺伝子多型による動態、薬効の変動、身の回りにある活用例-室井 延之
(神戸市立医療センター中央市民病院/神戸市立神戸アイセンター病院)家入 一郎(九州大学病院 薬剤部)
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教育講演3 9月2日(土)15:15-16:10
糖尿病患者に対する食事療法の変遷と最新の食事療法について(仮)
大平 英夫(神戸学院大学 栄養学部(臨床栄養学部門))
幣 憲一郎(京都大学医学部附属病院 疾患栄養治療部)
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教育講演4 9月2日(土)16:15-17:10
緩やかな糖質制限『ロカボ』で世の中を変える
奥貞 智(神戸リハビリテーション病院)
山田 悟(北里大学北里研究所病院)
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教育講演5 9月3日(日)13:15-14:10
今だからこそ見直したい自己血糖測定
増本 憲生(神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部)
中筋 幸司(宝塚市立病院 中央検査室)
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教育講演6 9月3日(日)14:15-15:10
糖尿病とは深い関係 歯周病を知ってください
三宅 圭一(一般社団法人兵庫県薬剤師会)
西村 望(一般社団法人兵庫県歯科医師会/にしむら歯科)
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教育講演7 9月3日(日)15:15-16:00
糖尿病の治療戦略 〜薬の適正使用を中心に〜
池村 舞(神戸学院大学 薬学部)
廣畠 知直(日本赤十字社和歌山医療センター 糖尿病・内分泌内科)
大会特別企画
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大会特別企画1 9月2日(土)13:15-15:10
肥満症と糖尿病治療の現状と展望
小山 英則(兵庫医科大学 糖尿病内分泌・免疫内科学講座)
佐々木 章(岩手医科大学 医学部 外科学講座)
横手 幸太郎(千葉大学大学院医学研究院 内分泌代謝・血液・老年内科学)<概要>
近年、薬物療法の進歩、減量・代謝改善手術の普及により、肥満糖尿病患者の治療が大きく進歩し、血糖管理だけでなく病態の根本にある肥満症の管理から糖尿病の改善が期待できる時代が到来した。本特別企画では減量・代謝改善手術の第一人者である岩手医科大学の佐々木章教授と、肥満学会理事長、千葉大学の横手幸太郎教授をお迎えし、最新の肥満糖尿病診療の話題と薬剤師の役割への期待についても言及いただく。
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大会特別企画2 9月2日(土)12:00-13:30
臨床系薬剤師が生み出す糖尿病関連の薬学研究
西村 博之(陣内病院 薬剤部)
林 太祐(日本医科大学付属病院 薬剤部)濱谷 忠佑(八雲総合病院 薬局)
清家 三紀(医療法人伊原クリニック)
朝倉 充俊(信州大学医学部附属病院 薬剤部)
岩部 真人(日本医科大学大学院 医学研究科 内分泌代謝・腎臓内科学分野)<概要>
糖尿病患者の医療環境や社会的背景、それに付随する問題はさまざまである。当然、薬剤師が直面する糖尿病患者との関わりや臨床的課題も環境により変化するため、臨床研究の種となる問題点の捉え方も多岐にわたる。本セッションでは、超高齢化医療圏の地域医療を担う病院、糖尿病専門クリニック、大学病院に勤務しながら、本学会で積極的に研究発表を続け、本学会をはじめとする糖尿病関連学会で優秀演題賞の受賞経験がある会員薬剤師3名と、指導的立場にある糖尿病専門医を招いて、いかにリサーチクエスチョンをみつけ、臨床研究につなげているかを発信いただく。本セッションが会員の臨床研究発信のアイデア創出・発表までの道標となれば幸いである。
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大会特別企画3 9月3日(日)12:00-13:30
認定薬剤師,目指しませんか?
~取得への想い,取得後の変化 教えます!~濱谷 忠佑(八雲総合病院 薬局)
濱口 良彦(関西電力病院 薬剤部)菅原 秀樹(調剤薬局ミッテル 大槻店)
守 博史(株式会社望星薬局)
髙松 真衣(JA愛知厚生連 知多厚生病院 薬剤部)
濱谷 忠佑(八雲総合病院 薬局)
濱口 良彦(関西電力病院 薬剤部)
「糖尿病薬物療法認定薬剤師の更新のための実績とは?」(仮)<概要>
糖尿病薬物療法認定薬剤師制度は2016年より運用が開始となり、2022年4月現在で、履修薬剤師は347名、認定薬剤師は121名が取得しています。本セッションでは、認定取得や更新を目指した経緯やそれにまつわる経験談、取得後の内面や環境的な変化などについて、4名の糖尿病薬物療法認定薬剤師よりお話いただきます。また、認定既取得者に向けては、認定委員会の濱口委員長より更新時の流れや必要な実績について説明していただきます。本セッションでは、認定薬剤師を目指す先生方の後押しやつながり作りのきっかけとなることを期待しています。
シンポジウム
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シンポジウム1 9月2日(土)15:15-17:10
糖尿病の病態に関する最新基礎研究
林 同文(日本郵船株式会社 NYKグループ 健康管理センター)
三浦 順之助(東京女子医科大学 内科学講座糖尿病・代謝内科分野)
鈴木 亮(東京医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科学分野)<概要>
糖尿病の治療はその病態解明による臨床応用の進歩が著しく、多くの新薬が開発され有効な治療薬が次々と登場してきた。患者個人の病態や臨床的背景も様々であり、その病態に適した治療の選択も広がっている。また世界でも有数の長寿国である我が国では、男女を問わず若年発症から高齢者、超高齢者まで広い世代での患者層が認められ、各世代の問題点を克服する治療が必要とされる。本シンポジウムでは、病態に合わせた糖尿病治療の考え方や治療薬について、若年発症I型糖尿病治療から高齢者の問題である認知機能と糖尿病の関連などを含めて最新の臨床的知見を頂くこととしたい。
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シンポジウム2 9月2日(土)13:15-15:10
※関西腎と薬剤研究会とのコラボレーション腎臓の専門家から学ぶ糖尿病薬物療法における薬剤師のコア・コンピテンシー
浦田 元樹(医療法人寿楽会大野記念病院 薬剤部)
山本 和宏(神戸大学医学部附属病院 薬剤部)辻本 雅之(京都薬科大学 臨床薬学分野)
「糖尿病薬の薬物動態学・薬理学や糖尿病性腎症における生理学的変化」(仮題)
吉田 拓弥(特定医療法人仁真会白鷺病院 薬剤科)
「糖尿病医療におけるエビデンスの構築・適用・臨床課題」(仮題)
浦嶋 和也(JCHO大阪みなと中央病院 薬剤部)
「糖尿病薬の適正使用とシックデイの薬学的管理」(仮題)
門木 哲也(社会福祉恩賜財団 大阪府済生会野江病院 薬剤部)
「糖尿病医療におけるRQの探索と研究体験」(仮題)<概要>
糖尿病の病勢進行と腎機能の低下には密接な関連が知られている。糖尿病薬物療法に携わる薬剤師は、糖尿病治療に精通するのみならず、糖尿病時における腎臓の生理的変化やそれに伴う薬物動態の変化などを理解し、患者の特性を踏まえたエビデンスの臨床適用や新たな知見の創出を実践する能力を備える必要がある。本シンポジウムでは、基礎から臨床まで幅広い腎臓の専門家から、糖尿病薬物療法において薬剤師が備えるべき知識や実践例を紹介するとともに、糖尿病治療における薬剤師のコア・コンピテンシーについて聴衆と議論したい。
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シンポジウム3 9月2日(土)15:15-17:10
がん患者の血糖マネジメントを考える
六車 龍介(兵庫県立がんセンター)
辻本 勉(武庫川女子大学 薬学部 臨床薬学教育センター)浦井 伸(神戸大学大学院 医学研究科 内科学講座 糖尿病・内分泌・総合内科学分野)
恒吉 慶子(兵庫県立尼崎総合医療センター 看護部)
深津 章子(聖徳大学 人間栄養学部)
六車 龍介(兵庫県立がんセンター)<概要>
日本人の2人に1人ががんに罹る時代、糖尿病とがんを併発する患者さんは少なくありません。しかし、がん患者さんの血糖マネジメントに関する明確な指針がないのも現状です。がん患者さんの背景は様々です。予後、手術や抗がん剤の影響による食行動の変化、併用治療薬、など多くの背景を考えながら、血糖マネジメントしているのが現状だと思います。本シンポジウムでは、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師の立場から、がん患者さんの血糖マネジメントに関して、考え・経験・注意点などを講演いただきます。がんを抱え治療しながら血糖マネジメントする事について、どのように考え実勢していくかを議論できたら幸いです。
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シンポジウム4 9月2日(土)13:15-15:10
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の取れた働き方の実現
池村 舞(神戸学院大学 薬学部)
安武 紗良(近畿大学医学部 内分泌・代謝・糖尿病内科)松本 久美子(神戸大学医学部附属病院薬剤部)
「女性病院薬剤師の立場から」
安武 紗良(近畿大学医学部 内分泌・代謝・糖尿病内科)
「女性臨床医の立場から」
青江 麻衣(兵庫医科大学薬学部)
「女性大学教員の立場から」
白水 翔也(岡山大学病院薬剤部)
「育児休業を取得した男性の立場から」<概要>
近年、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の取れた働き方の実現が、社会的に重要な課題となっている。しかしながら、育児や介護、その他各人が様々な問題を抱えるケースもあり、仕事と家庭を両立するのは容易ではない。本シンポジウムでは、様々な立場・性別からワーク・ライフ・バランスの実際や工夫・問題点を提示し、誰もが仕事と生活のバランスを取りながら社会でも家庭でも活躍できるようにするための在り方について考える。
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シンポジウム5 9月2日(土)15:15-17:10
超高齢社会のなかで健康寿命をいかに保つか?
糖尿病患者の骨粗鬆症ケアについて考える谷藤 亜希子(神戸大学医学部附属病院 薬剤部)
福岡 秀規(神戸大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科)
藤井 博之(国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 薬剤部)
山本 育子(神戸大学医学部附属病院 栄養管理部)
伴藤 貢(鳥取大学医学部附属病院 薬剤部)<概要>
糖尿病治療の目標は、糖尿病に特徴的な合併症や糖尿病に併発しやすい疾患の発症と増悪を防ぎ、健康者と変わらないQOLを保ちながら、健康寿命を全うすることにある。糖尿病の合併症としては三大合併症(網膜症、腎症、神経障害)や大血管症(脳卒中や虚血性心疾患など)はよく知られているが、近年、糖尿病に併発しやすい疾患として骨折リスクの増大も指摘されている。骨折の既往は高齢者の生命予後を脅かすため、糖尿病患者における骨粗鬆症のマネージメントも重要と考えられる。チーム医療の中で活躍されるシンポジストの方々からの講演を通して、糖尿病患者の骨折予防の診療支援として薬剤師に求められることを考えてみたい。
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シンポジウム6 9月3日(日)13:15-15:10
糖尿病治療における「empowerment」と「スティグマ」を考える
~ 一歩進んだ患者支援に必要な視点は何か ~辻本 勉(武庫川女子大学薬学部 臨床薬学教育センター)
佐藤 文(嬉泉病院)平山 大徹(H.E.Cサイエンスクリニック)
住吉 加奈(サンポート高松クリニック)
大東 敏和(広島大学病院 薬剤部)
林 太祐(日本医科大学付属病院 薬剤部)<概要>
薬剤師が糖尿病患者と向き合うとき、一方的な指示ではなくempowermentを実践することが求められ、多くの施設で実践されている。その中で、医療者が期待する行動の変化や血糖管理が得られないというケースを経験する。そこで重要となるのが、患者個々が持つスティグマをないがしろにすると、自分たち医療者が患者に提供したいことが適切に伝わらないということである。当シンポジウムが、empowermentを実践するために、どのように取り組んだらよいのか試行錯誤している状況を打破し、第一歩を踏み出すための情報の提供、議論の場となることを期待している。
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シンポジウム7 9月3日(日)15:15-17:10
糖尿病とサルコペニア・フレイル
~病態の理解と予防のための栄養学的アプローチ~小山 英則(兵庫医科大学 糖尿病内分泌・免疫内科学講座)
田村 行識(神戸学院大学 栄養学部)荒井 秀典(国立長寿医療研究センター)
荒木 厚(東京都健康長寿医療センター)
髙原 充佳(大阪大学大学院 医学研究科 糖尿病病態医療学 寄付講座)
田原 優(広島大学大学院 医系科学研究科 公衆衛生学)<概要>
糖尿病は、フレイルの原因・進行の中核となるサルコペニアの発症リスクを高め、サルコペニアは糖尿病をさらに悪化させるという悪循環を招きます。糖尿病患者におけるサルコペニア・フレイルの予防には、薬剤師を含む様々な専門職の連携による早期発見と、その後の適切な栄養介入が重要であると考えられます。
本シンポジウムでは、「糖尿病とサルコペニア・フレイルの関連性」、「本病態に対する栄養介入の重要性と時間栄養学に基づく新たなアプローチ法」、「適切に食事を摂取するためのオーラルフレイル予防の重要性」について理解を深め、糖尿病患者におけるサルコペニア・フレイルの効果的な予防方策について皆様と一緒に考えていきたいと思います。 -
シンポジウム8 9月3日(日)13:15-15:10
医療人のプロフェッショナリズムと専門性
矢野 育子(神戸大学医学部附属病院 薬剤部)
大久保 正人(文部科学省高等教育局 医学教育課)
木村 真希(神戸大学医学部附属病院 総合臨床教育センター)
鈴木 小夜(慶應義塾大学 薬学部)
濱口 良彦(関西電力病院 薬剤部)<概要>
変貌する社会で活躍する薬剤師を想定して、薬学教育モデル・コア・カリキュラムが改訂され、令和6年度入学生から適用される。本改訂では、医学・歯学教育のモデル・コア・カリキュラムとの一部共通化が図られ、生涯にわたって目標とする基本的な資質・能力の1つとして、「プロフェッショナリズム」が掲げられている。医療人のプロフェッショナリズムとは何か?どう教育すれば良いのか?専門性との関係はどうあるべきか?本シンポジウムが薬剤師の職能とプロフェッショナリズムについて考え、理解を深める一助となることを期待する。
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シンポジウム9 9月3日(日)15:15-17:10
低血糖・シックデイの患者指導~実践編~
清家 三紀(医療法人伊原クリニック)
久保田 亜希(名古屋大学医学部附属病院 薬剤部)外間 登(琉球大学病院 薬剤部)
野村 暢彦(公益財団法人日本生命済生会 日本生命病院 薬剤部)
住吉 加奈(サンポート高松クリニック)
廣田 有紀(株式会社九品寺ファーマ せいら調剤薬局)<概要>
2020年度診療報酬改定で調剤後薬剤管理指導加算がつくられ、2022年には30点から60点に増えました。病院・診療所⇔調剤薬局⇔患者さんの薬学的フォローへの期待が反映されていると考えられますが、積極的に算定されているとは言い難いです。そこで、シンポジウムにご参加された先生が次の日の業務からお役立ていただけることを目的とし、今回のシンポジウムを企画しました。低血糖・シックデイに関してどんなタイミングでどのような指導を行っているか。また、それぞれのお立場から、大学病院・総合病院⇔診療所⇔調剤薬局間の薬薬連携でどのように対応していく必要があるか。現状と課題について意見を交わしていただこうと思っております。
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シンポジウム10 9月3日(日)13:15-15:10
回復期病院(病棟)、外来・在宅における療養支援へのアドバイス
~取り組みへのファーストステップ~奥貞 智(神戸リハビリテーション病院)
酒井 孝征(サカイ薬局)吾妻 隼斗(牧野リハビリテーション病院)
浅野 逸郎(まつもと薬局フロンティア店)
鈴木 さとみ(大崎市民病院)<概要>
地域で糖尿病患者を支えるにはときどき入院、ほぼ在宅の環境でケアが重要となる。しかし、かかりつけ医・かかりつけ薬局(薬剤師)が十分に機能していないのが現状である。一方、その患者を支援する医療者側も連携が希薄でかつ対応にも苦慮している。
回復期病院(病棟)、保険薬局で難渋されている方々と共有したい対応事例、取り組みへのアドバイス等を含め提示し、総合討論ではもやもやした思いを少しでも払拭できるような議論をしてゆきたい。置かれた場所・立場で患者と共同するためのファーストステップへの一助となることを祈念している。 -
シンポジウム11 9月3日(日)15:15-17:10
薬剤師が地域での糖尿病支援活動を支える
奥貞 智(神戸リハビリテーション病院)
六車 龍介(兵庫県立がんセンター)村内 千代(関西医科大学 看護学部・看護学研究科)
岡田 浩(和歌山県立医科大学 薬学部)
酒井 孝征(サカイ薬局)<概要>
近年、社会の急速な高齢化に伴い薬剤師は、地域医療を支える貴重な医療職として、その重要性がますます大きくなっている。社会の高齢化は、糖尿病患者数の増加にもつながっている。糖尿病療養支援に関わる医療者は、患者が生涯にわたって治療を継続し、健康的な生活を維持できるように支援を行うことが求められている。地域の薬局で、薬剤師による短時間の動機づけ実施でも血糖コントロールが改善することが報告されており、2022年の「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」おいて、標準的な薬局での療養支援の手順書の作成が提言されている。
本シンポジウムでは、地域での薬剤師の取り組み、他職種との連携、薬・薬・学連携(薬局・病院・大学の連携への取組)等の現状について紹介し、今後の在り方について議論を深めたい。
まず、現場経験があり現在看護教育に携わる糖尿病認定看護師からは、地域医療における薬剤師との協同活動についてご意見を頂く。さらにカナダでの教育研究の経歴を生かし先進的なとりくみの紹介を交えて、国内で実施された糖尿病療養支援の臨床研究の結果についても述べていただき薬剤師の取り組みを考察していただく。最後に病院と地域の薬局で豊富な糖尿病療養支援の経験をもち、そこでの療養支援活動のみならず、自らが中心となって果たした糖尿病医療の地域連携の活動を紹介する。
薬剤師の取り組みを多面的かつ俯瞰的にみることで、明日からの地域での糖尿病支援の在り方について会場と共に議論したい。
ランチョンセミナー
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ランチョンセミナー1 9月2日(土)12:00-13:00
CKD合併糖尿病の腎障害進展抑制を目指したロジカルアプローチ
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社/MSD株式会社
松本 晃一 (東京医科大学茨城医療センター 薬剤部)
古波蔵 健太郎(琉球大学病院 血液浄化療法部)
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ランチョンセミナー2 9月2日(土)12:00-13:00
メトホルミンとイメグリミン〜類似点と相違点〜
住友ファーマ株式会社
濱口 良彦(関西電力病院 薬剤部)
坂口 一彦(神戸大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・総合内科学分野 総合内科学部門 診療科/地域社会医学健康科学講座 医学教育学部門)
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ランチョンセミナー3 9月2日(土)12:00-13:00
腎保護を見据えた糖尿病治療について
田辺三菱製薬株式会社/第⼀三共株式会社
山田 浩幸(甲南医療センター 糖尿病・内分泌・総合内科)
淺原 俊一郎(神戸大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌内科)
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ランチョンセミナー4 9月2日(土)12:00-13:00
先進デバイスを活用した糖尿病診療
サノフィ株式会社
木村 健(兵庫医科大学病院 薬剤部)
廣田勇士(神戸大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌内科学部門)
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ランチョンセミナー5 9月3日(日)12:00-13:00
デジタルヘルスツールの進化:インスリン治療の可視化による
フォローアップおよび医薬連携の新たな可能性ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
朝倉 俊成(新潟薬科大学 薬学部 臨床薬学教育研究センター)
中島 英太郎(中部ろうさい病院 治療就労両立支援センター両立支援部/栄養管理部)
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ランチョンセミナー6 9月3日(日)12:00-13:00
進化する糖尿病治療〜GIP/GLP-1 RAの可能性〜
⽇本イーライリリー株式会社/⽥辺三菱製薬株式会社
矢野 育子(神戸大学大学院医学研究科 内科系講座薬剤学)
廣田勇士(神戸大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌内科学部門)
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ランチョンセミナー7 9月3日(日)12:00-13:00
三生医薬株式会社
小山 英則(兵庫医科大学医学部 糖尿病内分泌・免疫内科学)
大川原 正喜(三生医薬株式会社 イノベーションセンター 研究開発部 原料開発課)
「アモルファス製剤“ユニオーブ(UniORV🄬)”技術の紹介」武田 真莉子(神戸学院大学 薬学部)
「ユニオーブ®技術を活用したインスリン経口製剤創成への期待」 -
ランチョンセミナー8 9月3日(日)12:00-13:00
CGMデータを糖尿病診療に活かそう!
~CGMの進化とリアルタイムCGMの登場~テルモ株式会社
室井 延之(神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部)
新谷 光世(大阪府済生会中津病院・糖尿病内分泌内科)
※本内容は現時点の予定のため、変更になる場合があります。予めご了承ください。