会長挨拶
第19回日本てんかん学会関東甲信越地方会
会長 金澤 恭子
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 脳神経内科
ご挨拶文
この度、第19回日本てんかん学会関東甲信越地方会を2025年7月5日(土)に開催する貴重な機会を賜りました。伝統ある本会を担当させていただき、誠に光栄に存じます。
今回は完全オンラインで開催させていただきます。子育て世代の皆様、遠方の皆様も、ご自宅からご参加いただくことが可能ですので、是非この機会にご参加をいただけましたら幸いです。関東甲信越以外のエリアからのご参加も、歓迎いたします。この会が皆様にとって、てんかん医療について交流を深める機会となれば幸いに存じます。
企画プログラムのテーマは「小児期からはじめるメンタルサポート」といたしました。小児期には、てんかん患者の精神面での評価や支援が成人期ほど重視されていない側面もあります。発作が落ち着いている患者であっても、思春期に入り自分自身や家族からのスティグマに静かに悩み苦しむ患者も多いことが推察されます。精神科医や心理士の立場から精神面の評価や対応についてご講演をいただいた後、小児科、脳神経外科、脳神経内科の医師も加わり議論を深める予定です。小児期から成人期への移行期医療(トランジション)にも関わる問題であり、このプログラムが、小児科、成人科、メディカルスタッフを含めた多職種で、さまざまな視点から考える機会になればと願っております。
その他、日本の最前線で活躍されている先生方による、成人領域、内科領域の日々のてんかん医療に役立つセミナーも予定しております。また一般演題は、医師の皆様はもちろん、メディカルスタッフの皆様のご応募も歓迎いたします。ぜひ多くの皆様にご登録をいただきますようお願い申し上げます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。