第32回日本DDS学会学術集会のウェブサイトにようこそ。
本学術集会は2016年6月30日(木)、7月1日(金)の2日間、グランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)にて開催される運びとなりました。本学会は、DDSに関する医学、薬学、工学などの学際的領域を広くカバーし、研究発表や情報交換、異分野交流の場として、DDS研究、創薬・創剤に寄与してきました。さて、我が国は世界に先駆けて超高齢社会となりましたが、この社会で幸せな暮らしを衛るためには、医療技術やマネージメント手法が重要となります。DDSは薬の副作用の軽減や、侵襲性の少ない投与方法の開発など、QOLを保つための技術であり、広範なDDS創薬・創剤の発展が健康長寿社会に欠かせないと確信しております。今回、初めての開催場所となる静岡県は、健康寿命が常に上位(2010年時:1位、2013年時:2位)であることも重なることから、本学術集会のメインテーマを、「DDSが創る健康長寿社会」といたしました。
本学術集会の特別講演では、Arbutus Biopharma社(旧Tekmira社)のChief Technical Officer(最高技術責任者)であるLutwyche博士をお招きし、DDS技術を基盤とした核酸医薬品開発のご講演をしていただきます。またPMDA審査センター長の矢守隆夫博士をお招きし、これまで行ってきた学術研究とPMDAの現状についてご講演を賜ります。また日本発のDDS創薬を活性化するための、企業とアカデミアのマッチングシンポジウムをはじめ、DDS素材やイメージングなどに関する5つのシンポジウム、および5つのワークショップの開催を企画し、準備を進めております。一般講演におきましては、研究の進捗状況に合わせてご発表いただけるように、発表時間の異なる2つの口頭発表を設定し、また活発な討論ができるように十分な時間を設けたポスター発表も企画しております。さらに優れた発表を行った若手研究者には、優秀発表賞の授与を行います。
皆様におかれましては、本学術集会への積極的な講演応募、ならびにご参加をお願いしたく存じます。また学術集会におきましては、活発なご討議、意見交換をお願いし、将来的なDDS創薬・創剤に向けた実りある時間を提供することで、皆様の今後のご研究の発展にお役にたてれば幸いと存じます。 |