第31回日本DDS学会学術集会は「DDSがもたらした新しい臨床の風景」をテーマに、2015年7月2日と3日の両日、京王プラザホテルにて開催させていただきます。1984年、水島裕先生、瀬崎仁先生らによって設立されたDDS研究会は、学会となり、2014年にはめでたく第30回学術集会の節目を迎えました。本学会は、臨床医学分野、薬学分野、工学分野などの幅広い領域を包括する、DDSに関する研究発表の場としてますますの発展を期待されております。第31回学術集会では、特に臨床分野におけるDDSの役割紹介を眼目の一つといたしました。特別講演では、抗がん剤内包ミセルに焦点をあて、基礎、臨床の両面から光を当ててまいります。基礎分野の視点から、片岡一則先生に、臨床分野へのアプローチにつきまして、松村保広先生にご講演いただきます。加えて、「DDSがもたらした新しい臨床の風景」と題した２つのシンポジウムを開催し、実臨床におけるDDSの貢献を明らかにして参りたいと思います。
　 上記の他、本大会では5つのシンポジウム、5つのワークショップを含め、本学会ならではの多岐にわたるセッションを開催します。皆様には積極的なご応募をお願い申し上げます。本学会は、医学・医療の発展に創薬の観点から大きく貢献してゆくことが可能であり、それは本学会の使命であると考えております。皆様には積極的な本学術集会へのご参加をお願いしたく、また学術集会におきましては、活発なご議論をお願いしたいと存じます。どうぞよろしくお願い致します。