ご挨拶

日本超音波医学会 第35回関東甲信越地方会学術集会

会長 坂田 好美
杏林大学保健学部臨床工学科・医学部循環器内科

 日本超音波医学会関東甲信越地方会第35回学術集会の学会長に任命いただき、2023年10月14日(土)・15日(日)の両日にシェーンバッハ・サボー(東京都千代田区)で学術集会を開催させていただくこととなりました。超音波に携わるものとして、基礎から臨床の多領域にわたり多くのことを学び発進できる当学会の学会長を拝命されましたことを大変光栄に思うと共にその重責を感じております。学会員のみなさまと共に、会の活性化を進め、次世代に継続できる技術と知識の発展に繋がる会にしていく所存ですのでよろしくお願いいたします。

 2021年、2022年の日本超音波医学会関東甲信越地方会学術集会と同様にwithコロナ禍時代は継続することと想定して、シェーンバッハ・サボーでの会場開催とオンデマンド配信を併用した形式で参加される皆様の安全を確保し、そしてご満足いただける会の開催を目指して準備させていただきます。

 学術集会のテーマは「未来への知識と技術の融合と拡散」です。『過去から現在まで築き上げてきた超音波の知識と技術を基に、新しい超音波法の開発、進歩、その活用を推進させていくきっかけの会』になることを目標に、記憶に残る会にする所存です。現在、様々な分野で超音波技術が進化し、医療の進歩に大きく貢献しております。さらに近年、超音波技術は循環器、消化器、産婦人科、乳腺、泌尿器科、脳神経、頸部甲状腺、けんしん領域のほか、整形外科、在宅医療、Point of care ultrasound (POCUS)領域など多岐にわたる領域に広がり、また、多くの職種の人々に活用されてきております。さらに、Artificial Intelligence (AI )技術の開発、進展など新しい超音波技術の躍進が始まっております。日本超音波医学会地方会で会員数6297名ともっとも多いこの関東甲信越地方会の学術集会が、皆様にとって知識を深め、新しい情報を会得し、議論や交流のできる有意義な機会になるよう準備を進めて参りますので、多数の方のご参加を心よりお待ち申し上げます。