ご挨拶

第39回日本小児脂質研究会
会長 
原 光彦

和洋女子大学 家政学部 健康栄養学科

 この度、第39回日本小児脂質研究会を、2025年11月29日(土)・30日(日)に、千葉県市川市の和洋女子大学西館1階1-4教室で開催させていただくことになりました(現地開催のみ)。1989年(平成元年)から年に1回開催されてきた大変歴史がある本研究会の会長をさせていただくことを大変光栄に思っております。千葉県での開催は、第28回(平成6年11月 高柳正樹会長)以来となります。

 脂質異常症を生じうる小児疾患は多岐にわたり、心血管疾患発症予防の観点からも小児期からの適正な脂質管理は極めて重要です。昨年度の第38回研究会(瀧谷公隆会長)では、小児期の家族性高コレステロール血症の認知度・診断率向上を目的として「高槻宣言」が公表されました。今回のテーマは、できるだけ多くの小児脂質異常症に関する問題を取り上げることを目的に、『小児の脂質異常症 〜肥満から先天性代謝異常まで〜』とさせていただきました。

 今回の研究会でも、特別講演、教育講演、ランチョンセミナーに加え一般演題の募集も行います。今回も「若手優秀演題賞」の選出と表彰も行いますので、多くの若手の先生のご応募をお待ちしております。

 千葉県市川市は、江戸川を挟んで東京都と接しており交通の便は良好です。会場の和洋女子大学はかつて里見氏の居城があった高台にあり、天気が良ければ、富士山とスカイツリーを同時に見ることができますし近隣の里見公園では歴史や自然が満喫できます。

 関係の先生やメディカルスタッフの方、小児の脂質異常に関心をお持ちの全ての方々のご参加を心よりお待ち申し上げております。