大会長挨拶

第71回
公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会全国大会
第43回
日本医療社会事業学会(東京大会)
大会長
平田 和広(東京都医療ソーシャルワーカー協会会長)


  来たる2023年6月に第71回日本医療ソーシャルワーカー協会全国大会・第43回日本医療社会事業学会を東京都で開催させて頂くことになりました。つきましては大会長として一言ご挨拶申し上げます。

  新型コロナウイルス感染症が今後落ち着くかどうかは分かりませんが、感染症予防の観点、そして現地に来るのが難しい遠方の方々の参加を考慮し、前回の和歌山大会に引き続き、オンライン参加と現地参加のできるハイブリッド形式での開催を考えております。

  東京大会のテーマは「社会変動の中の医療ソーシャルワーカー~支援者としてかけがえのない存在であり続けるために~」です。   時代が変われば医療ソーシャルワーカーに求められるものも変わり、それに応えていく必要があります。しかしながら、異常気象と言えるような自然災害、新型コロナウイルス等の未知の感染症や疾病、そしてウクライナショック等、近年、目まぐるしく変動する社会においても、私達、医療ソーシャルワーカーの基本は変わりません。

  地域共生社会を目指す我が国の方針の下、私達、医療ソーシャルワーカーが支援者としてかけがえのない存在であり続けるために、原点を見つめ直し、どのようにあるべきか、何をすべきかを考えたい・・・そして、医療・福祉業界においても人材不足が高らかに叫ばれるようになった昨今、将来、医療ソーシャルワーカーを志す方々にもこういった想いが伝わるような機会としたい、このように考えて今回のテーマと致しました。

  前回の和歌山大会の現地の熱気は、とても言葉では言い表せない素晴らしいものでした。この熱気を引き継ぎ、全国の皆様が楽しんで研鑽を積んで頂けるような全国大会にしたい、現地参加でもオンライン参加でも東京大会に参加して良かったと思って頂けるようにしたい、このような期待と希望を抱きながら、東京都協会の会員一同、準備を進めてまいりたいと思います。
  全国の皆様、東京でお会いしましょう!!多くの皆様にご参加頂き、お会いできるその日を心よりお待ち申し上げております。