大会の紹介
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静岡大会準備日記 その1(2023年3月)
不定期に大会の準備状況を書いていこうと思いますが、初回はこれまでの振り返りです。
- 2021年夏前だったと記憶しています 日本公認心理師学会から静岡大会開催の打診がきました。静岡の会長はじめ理事と懸命に「断る理由」を考えましたが、うまく思いつかず、大会を引き受けることになりました
- 静岡内実行委員会の人選などをぼちぼち始めてみましたが、「まだまだ先だ!」と軽めのスタンスでした
- 2021年第一回の沖縄大会に参加しました 「あ~リアル沖縄行きたかったな~」とまだまだ軽めのスタンスでした
- 2022年2月から第二回の山口大会の準備委員会「パンダの会*」に加わることになりました ちょっとピリッとしたのを覚えています
- 2022年第二回の山口大会に参加しました 途中から、「あ~次はウチだ」と気分が重くなるのを感じました 同時に山口のみなさんたちが弾むように軽くなっていくのを感じていました
- 2023年2月第三回大会の準備のための委員会「ショコラの会*」が正式にスタートしました 血圧上昇を体感しました
- 現在、プログラムの構成に心血注いでもらっています 12月の旨酒めざして、ショコラの会に負荷をかけていきます
*準備委員会名はそのときの大会長のお好きなもの!から取ることが通例なのです
静岡大会実行委員長 香野毅
静岡大会準備日記 その2(2023年5月)
準備委員会 ショコラの会ではいくつかのミッションを進めているのですが、今はプログラムとその登壇者の確定が大きなものです。
ここで行うのは ‘依頼’ です。ご講演、シンポでの話題提供、司会・・・
面識のない先生に突撃依頼することもあります。斯々(かくかく)然々(しかじか)とメールでお願いすることが多いです。
「受けていただけるかな?」と返事を待つ間は緊張します。ご返信のメールを件名と差出人で確認したとき、「あ、(返信)きてる!」となるのですが、そこでひとつ儀式が入るのです。
①その周りの別件メールを先に開いて対応し、それだけ未読で残します
②一度席を立って5秒ほど歩きます もしくは飲み物を口に含みます
③メールを開けます
どうも私にはこのもったいぶった間(ま)が必要なようです。
ここまで本当に多くの先生方に快くお引き受けいただいています。そのたびに深く感謝です。
なかには、すべての返信が5分以内の即レスの先生もいらっしゃいます(驚)。
プログラム、もうすぐ会員のみなさまにご提示できそうです。いましばらくお待ちください。
静岡大会実行委員長 香野毅
静岡大会準備日記 その3(2023年6月)
夏の半歩手前、これから寝苦しい夜も増えますね。
眠りにつこうとベッドにもぐりこむと、幸いにというか、しょうがなくというか、バタンキューする日が多いのですが、 妙に寝つけない日もあったりします。そんなときは思考が活性化して、運動会(筆者比喩)がはじまります。 主にTo Doリストという参加者が四方から頭に飛び込み、地面から湧き出し、脳内を全速力で駆け回ります。 「はいはい、わかっていますよ」となだめてみるものの、参加者は途切れず、仲間を連れてきます。 始末の悪いことに、初対面の顔もあって「あ、あれやってなかった」と全身をざわつかせます。
夜間の激しい運動は控えたいものです。みなさまもくれぐれもご自愛ください。
静岡大会実行委員長 香野毅
静岡大会準備日記 その4(2023年7月)
走るのが好きになって、ちょっと時間が見つかったりしたときには、それらが候補になります。
最近は、携帯も時計も持たずに、からだひとつで出かけます。世間と一時的に離れることが、ささやかなぜいたくな気もします。さらに、息が上がってきたり、からだのあちこちが悲鳴をあげたりすると、頭のなかはそのことに占められます。「もう歩こうかな」とか「なんで足首痛いのかな」も、自分のことしか考えていない時間ですので、やはり世間と離れています。きつさや痛さが好きなわけではないはずなのに、求めてしまうこの心性。
一方で、からだを動かしていると考えがまとまったり、浮かぶこともあったりして、生産的な時間という気もします。尊敬する大先生も、朝の海辺の散歩を日課とされていました。考えるということは、動かすということなんだよ、と言われたような、自分で考えたような・・・。
これがデスクワークからエスケープするときの、もっとも高尚な言い訳です。
静岡大会実行委員長 香野毅
静岡大会準備日記 その5(2023年8月)
遅ればせながら…Twitterをはじめました(遅れてはじめたらXになりましたが…)。
ある席で、SNSでよく発信されている先生が「あれは臨床活動みたいなものだから、自分の発言が周囲にどのように受け取られ、影響を与えるのか。だって臨床ってそういうことでしょ。その練習でもあるのよ。」(不正確ですが、要点はこんな感じ)と発言され、別の先生も「(責任もって)実名で発言すること、そうでないとだめでしょ。これからの心理職ってそういう役目もあるじゃない。」(同じく)と続かれました。かなりの刺激をいただいて、発信は臨床活動そのもの、という感想をいだき、他者からの影響をうけやすさも相まって、帰りの電車のなかで、さっそくはじめたという次第です。
確かにふだんの臨床活動でも、私は学校や園での活動が多いですが、自分の姿を見せて、できるだけオープンな場でやりとりするよう心がけます。見られている!見せている!は自分にもあります。「おれも発信してたわ!」と思ったら、なんだか腑に落ちました。
この学術集会の広報が、今のところ主たる話題です。どうぞ拡散してやってください。
静岡大会実行委員長 香野毅
静岡大会準備日記 その6(2023年10月)
学生、大学院生、そして大学教員とやってきますと、学会や研修会といった各種イベントに大小関わることになります。企画、計画、準備、運営、後始末・・・会場、総務、会計、プログラム、受付、渉外・・・とあれやこれや担うことになり、それらは日常では得難い社会的な経験です。大学という一般社会からいささか離れたところに暮らしていると、そういった経験をさせてくれるイベントは貴重な機会です。
終わったあと、「勉強になりました。よい経験をさせていただきました。」と語るスタッフをたくさん見てきましたし、自分にもそういった感想がしばしばありました。
「あ~、はやくそういう感想言いたいな~とふと思った」という日記でした。
静岡大会実行委員長 香野毅
静岡大会準備日記 その7(2023年11月)
季節外れの気候が続いています。なんだかまだ秋の入り口くらい…と体感しますが、現実は11月です。体感に頼ったスケジュール管理はやめたほうがよさそうです。
今月に入り、オンデマンドプログラムの収録や講演コンテンツの作成が本格化しています。何本かについては、先に資料や要旨を見せてもらったり、打ち合わせに参加いたしました。自分が関係しているものはもちろんライブで視聴?しました。
はっきりいって‘おもしろい’です。はやくみなさんにお届けできれば!と思いますが、現実的な準備には時間がかかりますので、そんなことは無理だろ!と私のなかの「冷静さん」がいさめています。
静岡大会実行委員長 香野毅
静岡大会準備日記 その8(2023年11月後半)
ライブをのぞくほとんどのコンテンツが出そろってきました。抄録もまもなく。座長も決まり、あれやこれやが整ってきました。
となると俄然気になるのは参加者数。せっかく準備してきた大会ですので、できるだけ多くの人に参加してほしい!となるものです。
対面大会の場合は、「お誘いあわせのうえ…」や「夜は久しぶりに会った人と美味しいものでも…」となるのですが、WEB大会はそうはいきません。「気になるところは何度でも」「普段関わりの少ない領域も」「自分の都合にあわせて」が誘い文句でしょうか。加えるなら「くつろぎながら」や「家で美味しいものでも食べながら…」も。
多くの方の参加を心よりお待ちしています。
静岡大会実行委員長 香野毅
静岡大会準備日記 その9(2023年12月)
仕事柄、人前で話すことがあります。授業、講演や研修、学会発表など。若いころはそれなりに緊張したものです。
それが最近、あんまり緊張しないようになりました。コツがいくつかあるのですが、それは一言でいえば‘割り切り’でしょうか。すこし自分から切り離すという感じです。
たまにこれの反対、自分で企画したり、手をあげて務める役割だったりすると距離が取れず緊張が増します。
年齢を重ねた、というのもあるように思います。経験が役に立つようです。
先日、発達障害の専門家から「大人になって感覚の許容範囲が増える(例:食べ物の好き嫌いが減る)というのは、感覚の鋭敏さが衰えて、感じなくなっただけかもね」と指摘され、慣れや適合ではなく、老いや鈍化ということでした。これに準えれば、緊張しなくなったのは、緊張するための瑞々しさや感度がなくなったということでしょうか。
さて大会本番まであと一週間。当日はどんな感じになるのでしょう。
静岡大会実行委員長 香野毅
静岡大会準備日記 その10(2023年12月末)
1月9日までのオンデマンド配信が終わりますと、このHPをご覧になる方はほとんどいないでしょうから、大会期間中ですがお礼を。
「みなさまのご参加に感謝いたします」(12月25日時点で1866名の参加者でした)
同じくこの場をかりてお詫びも。ライブのプログラムにおいて一部通信障害が生じました。
「ご迷惑ご心配をおかけして、たいへん申し訳ございません」
ある企画シンポの司会者が開始直前にZoomから消えました。消えた司会者は、携帯でZoomに復帰し、小さな画面にあわてた顔を晒しました。シンポそのものは他のシンポジストが見事に対処され事なきを得ました。この司会者があろうことか実行委員長である私です。
WEB大会でもっとも危惧されることは通信障害です。それが起こらないようリハーサルも含め業者が万全を期してくれました。私は前夜、近所の神社に安全祈願しました。なのに・・・。その瞬間から本日まで大小様々な心境が去来します。
そのひとつをあえて紹介するならば、「最大のトラブルが私のところで良かった~」です。
さあ、次は千葉大会!
静岡大会実行委員長 香野毅