第121回日本小児精神神経学会
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第25回研修セミナー
 
 

日本小児精神神経学会 第25回研修セミナー

演題名:『発達障害における感覚処理特性の把握と支援』
講 師:萩原 拓先生(北海道教育大学旭川校 特別支援教育分野 教授)

《 講師のことば 》

 発達障害、特に自閉スペクトラム症(ASD)当事者の多くに特異的な感覚処理特性が見られることは、高機能ASDが知られる以前から臨床現場では指摘されていた。現在は、DSM-5(APA, 2013)においてASDの診断基準に感覚処理特性の異常が含まれたことからも示唆されるように、発達障害のアセスメントや支援に感覚処理の視点は欠かせないものとなっている。しかし一方、感覚処理特性、つまり「人の感じ方」を明確に観察または測定することはほぼ不可能であり、また全ての当事者から「どのように感じているのか」を正確に聞き出すことは困難であるなどの課題も存在する。この領域に関する研究や支援実践は近年飛躍的に増加しているが、アセスメントおよび支援手段は未だ確立されていないと言ってよい。
 本研修セミナーでは、感覚処理特性のアセスメント・ツールの一つである感覚プロファイル・シリーズを紹介しつつ、発達障害を中心とした感覚処理特性に関わる困難性の把握および支援について考えていく。感覚プロファイル・シリーズは国際的に最も利用されているツールであり、特にASDに対しては、アセスメント・バッテリーに含まれていることが多い。
 発達障害のアセスメントでは、なるべく幅広い領域の特性把握、多角的視点による支援目標の設定が可能となるよう、複数のフォーマルおよびインフォーマル・アセスメントで構成された、アセスメント・バッテリーによる包括的アプローチが望ましい。よって感覚処理特性把握もそのアプローチの一部として捉えるべきであり、本研修セミナーでは、感覚処理特性がどのように当事者の日常生活に影響し、また、社会性困難や問題行動などに関係しているのかを、いくつかのアセスメント事例を交えながら考えていきたい。

【 講師プロフィール 】

北海道教育大学旭川校教育発達専攻特別支援教育分野教授.米国カンザス大学教育学部特殊教育学科博士課程修了,Ph.D. (Special Education).米国カンザス大学教育学部特殊教育学科自閉症・アスペルガー症候群研究プロジェクトコーディネーターおよび非常勤教員を経て,現職.専門は特別支援教育(発達障害).臨床発達心理士.ライフステージを通した,自閉症スペクトラム障害をはじめとする発達障害に関する研究,検査開発,包括的アセスメント及び支援,支援者・専門家養成に携わる.主な著書は,「発達障害のある子の自立に向けた支援」(編著,金子書房),「日本版Vineland-II 適応行動尺度」(日本版作成,日本文化科学社),「感覚プロファイル・シリーズ」(日本版作成,日本文化科学社)など.

日 時:2019年6月29日(土)9:30~11:30【受付9:00開始予定】
場 所:明治学院大学 白金キャンパス
参加費:日本小児精神神経学会会員は無料
    非会員の方(但し小児の精神神経領域の専門家に限る)は2,000円

    ※支払方法は当大会HPにてお知らせします。

申 込:研修セミナーの事前申し込みは終了いたしました。