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【日程表】

第31回日本外傷学会総会・学術集会 日程表(第1日目)

第31回日本外傷学会総会・学術集会 日程表(第2日目)

 
【プログラム】

第31回日本外傷学会総会・学術集会 プログラム(第1日目)

第31回日本外傷学会総会・学術集会 プログラム(第2日目)

 
【会長講演】
  腹部外傷手術への挑戦
    北野光秀(済生会横浜市東部病院 横浜市重症外傷センター センター長)
   
【招待講演1(外傷教育セミナー)】
  Challenges in the management of penetrating torso trauma
Dr. Carlos Alberto Ordoñez (Universidad del Valle, Cali, Colombia)
     
【招待講演2】
  Traumatic perihepatic/hepatic bleeding: Parenchyma, Retrohepatic Cava, Portal Vein
Prof. Raul Coimbra (University of California, San Diego, USA)
   
【特別講演】
  われわれのコンピュータ外科手術支援の開発と運用と教育
    大城幸雄(筑波大学医学医療系 消化器外科・臓器移植外科講師) 
   
【教育講演1】
  重度四肢開放骨折治療のあり方
    土田芳彦(湘南鎌倉病院 湘南外傷センター長)
   
【教育講演2(外傷教育セミナー)】
  外傷外科シミュレーションの現在
  a) ASSET:Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma
松島一英 (University of Southern California, LAC+USC Medical Center, USA)
  b) DSTC:Definitive Surgical Trauma Care - DSTC Course
Prof. Kenneth Boffard (University of the Witwatersrand, Johannesburg, South Africa)
   
【教育セミナー】
  1)最新情報ダイジェスト
 JATEC:冨岡穣二(米盛病院)
 JETEC:田中 裕(順天堂大学浦安病院)
 JPTEC:山崎元靖(済生会横浜市東部病院)
  2)TCCC(Tactical Combat Casualty Care)から紐解く事態対処医療
 齋藤大蔵(防衛医科大学校 防衛医学研究センター 外傷研究部門)
   
【特別企画(公募、一部指定)】
  外傷手術への挑戦
外傷手術では、通常の定型手術の応用や、外傷手術書通りの戦略をとっても、治療に難渋するケースが散見されます。本企画では、致命的な外傷または非典型的な外傷に対して手術の工夫により救命できた例や、理論通りの外傷手術を行った結果、合併症などにより術後管理に難渋した例などを対象とした臨床研究や症例報告を発表していただき、会員の皆様とディスカッションを行いたいと思います。手術の様子は写真やビデオなどがあればいいですが、なかなか撮影できないので手書きのシェーマによる説明でも結構です。
   
【シンポジウム(公募、一部指定)】
  IABO/REBOA:外傷診療における適応と活用法
IABO/REBOAの有用性に関しては、個々の報告は散見されるものの、日本外傷データバンクを用いた解析では、否定的な結果がでております。この状況を打破するためには、多方面からの努力と一定のコンセンサスの形成が必要と思われます。全国レベルでの質の向上につなげるために、本企画では各施設における実績や工夫を示していただき、外傷診療におけるIABO/REBOAの適応や適切な活用法についての提言を取りまとめていただきたいと思います。
   
【パネルディスカッション(公募、一部指定)】
  1) 本邦における外傷センターの整備
本邦における外傷センターは法的な整備が進まず、個々の施設や各地域による工夫や試みがなされています。そのような中で、重症外傷症例の集約化を目差し、自治体として初めて重症外傷センターを指定するに至った横浜市の経験も踏まえて、各地での外傷診療体制構築に向けた取り組みと、本邦の外傷センターのあるべき姿を論じていただきたいと思います。
  2) DCO:Damage Control Orthopedics
2つのPTD、すなわち防ぎ得た外傷死(Preventable Trauma Death)と防ぎ得る外傷後遺障害(Preventable Trauma Disability)の回避のためには、初療や全身管理を担う救急医と整形外傷手術を担う整形外科医の共通認識と連携が必須です。救命救急センターを中心とする本邦の外傷診療体制において、DCS(Damage Control Surgery)の概念は広く知られるようになりましたが、整形外科領域に応用されるDCO(Damage Control Orthopedics)の理解は不十分と思われます。本企画では適切なDCOを実践するための診療体制や教育方法、問題点などについて論じていただきたいと思います。
  3) Hybrid ER:外傷診療のパラダイムシフト
Hybrid ERは外傷診療に有用であろうと想像されやすいものの、エビデンスレベルの高い報告はありません。今後Hybrid ERの導入を検討する施設が増加すると予想されますが、実際に導入するにあたっては様々なハードルもあると思われます。そこで既に導入している、または導入を控えている施設からHybrid ERによって得られる利点やHybrid ER特有の問題点、導入するまでに解消すべき課題などについて論じていただきたいと思います。
  4) 頭部外傷の治療限界への挑戦
本邦の外傷死亡の半数以上で頭部外傷が原因とされ、重症頭部外傷症例の救命は、本邦の外傷死亡の減少に大きく寄与すると考えられます。また後遺症が救命後の社会復帰を妨げるのも頭部外傷の特徴であり、高齢化社会を迎え、社会復帰を目標とした機能予後の改善も重要な課題です。JATECと重症頭部外傷治療・管理のガイドラインの両ガイドラインの整合性も図られるようになった現在、さらにガイドラインにとどまらない挑戦的な試みを紹介していただき、我々が越えるべき治療限界について論じていただきたいと思います。
     
【Case Conference(指定)】
  第30回学術集会で好評でしたCase Conferenceを本学術集会でも企画しました。
チャレンジングなケースを提示し、指定討論者の方々に討論をしていただきます。
   
【外傷症例検討会 with Prof. Coimbra and Dr. Ordoñez(指定)】
  日本外傷学会のルーツは、済生会神奈川県病院と日本医科大学で開催された外傷症例検討会であると言われています。一例あたり30分程度の時間をかけて、外傷学の原点を感じるような熱い討論をしていただきたいと思います。今回は招聘ゲストのコインブラ先生とオルドネス先生もコメンテーターとして同席していただき、アメリカやコロンビアであればどのように治療するのか、という視点からのアドバイスも頂く予定です。
※本セッションの抄録、スライド、口演は英語予定です。討論は日本語予定です。
※日本語⇔スペイン語の通訳を手配する予定です。
   
【委員会企画】
  多施設臨床研究委員会:多施設臨床研究推進に向けて動く
日本外傷学会は本会および本会会員が実施する臨床研究に対する評価および支援を行い、その研究成果を臨床診療に還元するとともに国内外に発信することを目的として、日本外傷学会多施設臨床研究委員会を新たに設置した。外傷診療に関わる臨床的疑問は多岐にわたるテーマからなり、単施設の症例数は限定的であることとともにRCTを実施することが困難であることから、質の高いエビデンスとなる研究成果につなげることは容易ではない。
10年を超える活動を継続してきた外傷患者登録制度である日本外傷データバンクからは、多くの統計学的解析結果が公表されている。しかし、特定の外傷や病態に関する詳細なデータは十分とはいえず、また、治療介入の有効性を証明し、世界の外傷診療の変革へとつなげるためには、本会が中心となり構築・支援する多施設共同研究体制の整備が必要である。
本委員会は、日本外傷学会および本会会員が実施する多施設臨床研究に関して、プロトコール作成、研究協力施設の募集・拡大を支援する。研究区分を以下のようにして支援を行う。:1) 応募サポート研究: 本会会員からの一般応募による多施設共同研究、2) 指定プロジェクト研究: ①本会各種委員会あるいは本委員会委員が提案する多施設研究; ②一般多施設臨床研究; ②レジストリー事業; ③他学会等との共同研究
本セッションにおいては、委員会としての活動方針とともに、現在計画中の本委員会委員の提案する指定プロジェクト研究を紹介し、本会多施設共同研究推進への新たな一歩としたい。
     
【優秀演題セッション】
 
【動画セッション】
 
【一般演題(口演、ポスター)】
 
1.
病院前外傷診療
18.
画像診断
2.
外傷初期診療
19.
IVR・NOM
3.
頭部外傷
20.
輸液・輸血療法
4.
顔面外傷
21.
凝固障害
5.
脊椎・脊髄外傷
22.
集中治療
6.
頚部外傷
23.
栄養管理
7.
胸部外傷
24.
感染
8.
腹部外傷
25.
臓器不全
9.
骨盤外傷
26.
基礎研究・病態生理
10.
四肢外傷
27.
外傷診療体制
11.
多発外傷
28.
外傷教育
12.
小児外傷
29.
チーム医療・多職種連携
13.
妊婦外傷
30.
臓器損傷分類と重症度評価
14.
高齢者外傷
31.
外傷登録・統計・疫学
15.
リハビリテーション・理学療法
32.
災害・多数外傷患者対応
16. Damage Control Surgery 33. その他
17. 手術手技  
   
【研修医セッション】
  初期臨床研修では救急研修が必修科目となっているため、初期研修医が外傷に接する機会は非常に多いと思われます。そこで希少な外傷や重症外傷だけでなく、初めて経験した外傷、印象に残った症例、救命して感動した症例、残念ながら救命できなかった症例など、初期研修医ならではの視点からの発表をお願いしたいと思います。
※応募可能な研修医は演題応募時点での初期研修医(国試合格後2年以内の臨床研修医)のみです
。(2015年および2016年卒業の研修医が該当します)
   
【多職種連携セッション(公募、一部指定)】
  外傷センターが求めるスタッフ像
本邦では、米国のTrauma centerのような外傷診療に特化した施設の整備が進んでおらず、重症外傷診療を担う施設の看護師やコメディカルといえども、外傷診療のみに従事しているスタッフは非常に少なく、スキルアップや教育には苦心してきたと思われます。しかし、将来的には外傷診療施設の集約化は避けて通れない課題であり、医師以外の職種に関しても、より外傷診療に特化するスタッフの養成は重要な課題と考えられます。本企画では、重症外傷診療施設のスタッフとしてあるべき姿を論じていただき、本邦の外傷センターの将来像を示していただきたいと思います。
   
【特別ポスターセッション(公募、一部指定)】
  我が病院のMTP(Massive Transfusion Protocol)
重症外傷診療を担う多くの施設では大量輸血プロトコル(Massive Transfusion Protocol:MTP)が導入されていると思われます。しかし、プレホスピタルとの連携、輸血製剤のavailability、院内調剤やオフラベル使用などの状況が異なるために、開始や中止のタイミング、適応なども各施設で異なっているのが現状です。本企画では、MTPの適応や血液製剤の種類と量、FFPの解凍法、中止基準など、各施設のMTPを一同に提示していただき、それぞれの工夫を共有することで、より多くの施設でMTPの新規導入やブラッシュアップに役立てて頂きたいと思います。
※本セッションではポスターを2日間掲示して頂きます。
   
【評議員セミナー】
  Implementing trauma systems: The San Diego Experience
Prof. Raul Coimbra (University of California, San Diego, USA)
   
【IABO/REBOAハンズオンセミナー(共催:DIRECT研究会)】
  重症外傷におけるIABOは蘇生的IABO=REBOAとして近年脚光を浴びています。REBOAとして有効性を発揮するためには施行の対象やタイミングの判断も重要ですが、デバイスや手技に慣れておく必要があります。動脈穿刺から確実な留置や安全な管理まで基本的手技、ピットフォール Tipsの座学とハンズオンを経験し、日常の外傷診療でIABO/REBOAを自身の武器の一つとして頂きたいと思います。
6月1日(木)9:00~10:30、10:30~12:00
※ 本セミナーは学術集会参加者限定ですので、学会参加受付は必要です。
※ 受講に当たってはDIRECT研究会への入会が必要です。
※ DIRECT研究会の入会費・年会費は無料です。
   
【事態対処医療体験コーナー(協力:防衛医科大学校、陸上自衛隊衛生学校、自衛隊中央病院)】
  東京オリンピック・パラリンピックにむけての医療体制の構築は急務です。2016年4月に結成された東京オリンピック・パラリンピックに係わる救急・災害医療体制を検討する学術連合体(コンソーシアム)により、「2020年東京オリンピック・パラリンピックに係わる救急・災害医療体制検討合同委員会」が設置され、日本外傷学会は、コンソーシアムの構成学会として、銃創や爆傷の治療法を検討していく方針が示されました。しかし本邦では、銃創や爆傷の治療経験が豊富な医師は少なく、特にテロ等の事態への対応についての経験は極めて限られているのが現状と思われます。そこで、本学術集会では事態対処医療について体験していただくコーナーを設け、多くの会員の皆様に2020年に向けて具体的に検討する契機となっていただければと思います。
6月2日(金)9:00~12:00開催予定、時間内は出入り自由、予約不要です
(学会参加受付は必要です)
事態対処医療体験コーナーのご案内
   
【ハンズオンセミナー”Advanced Casting & Splinting Skills in Trauma”
(協賛:BSN medical 株式会社)】
  6月2日(金)14:40~17:00開催予定
  救急対応に関わる医師や看護師、コメディカル、救急隊員等が対象の、基礎から専門的なアドバンステクニックまでの幅広い技術を学ぶハンズオンプログラムとなります。オルソペディック・テクノロジーを研鑽し、キャストテクニシャンとして活躍している2名の外国人講師による、国際的な知見に基づいたキャスティング・スプリティングの実践的なセミナーとなります。
  ※事前申し込み、予約、参加費は不要です。
(学会参加費は必要となります)
※対象者は医師、看護師を含めた医療従事者全般となります。
 
【第2回カリスマ外傷博学医決定戦】
  昨年の第30回総会・学術集会で好評を博した「カリスマ外傷博学医決定戦」を今年も開催します。
優勝者には、米国の有名Trauma Center1週間見学の権利と渡航費10万円を、準優勝者には同じく1週間見学の権利と渡航費5万円を贈呈します。奮ってご参加ください。
詳しい説明は、第2回カリスマ博学外傷医決定戦開催のお知らせをご覧ください。
 予選:6月1日(木)12:20~13:00、場所:パシフィコ横浜会議センター3階 318
 決勝:6月1日(木)19:20~19:40、場所:第4会場(会員懇親会場)
カリスマ外傷博学医決定戦 申し込みフォーム
   
【プレ・ポストコングレス 外傷外科トレーニングコース】
  1) 第1回JETEC(Japan Expert Trauma Evaluation and Care)プレコース
日程:6月3日 午前9時~午後6時
会場:国立国際医療研究センター病院研修棟地下1階シミュレーションセンタ
  2) DSTC(Definitive Surgical Trauma Care)コース
日程:5月29~31日
会場:帝京大学
  3) 外傷外科手術指南塾
日程:6月1~2日
会場:パシフィコ横浜会議センター
  4) ASSET(Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma)コース
日程:6月3日
会場:千葉大学
  5) 外傷外科手術指南塾(銃創・爆傷編)
日程:6月2日
会場:パシフィコ横浜会議センター
   

 

 


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