第124回日本解剖学会総会全国学術集会
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朱鷺メッセ
新潟コンベンションセンター
〒950-0078
新潟市中央区万代島6番1号
TEL:025-246-8400

 

 第124回日本解剖学会総会・全国学術集会を2019年3月27日(水)から29日(金)の3日間、新潟市の朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターにて開催することになりました。日本解剖学会は日本で最も古い学会であり、この伝統のある学会が新潟県で開催されるのは、55年ぶりとなります。前回の新潟開催は新潟大学、小池上春芳教授が1964年(昭和39年)に会頭を務められました。
日本解剖学会総会・全国学術集会は、日本解剖学会の最も大きな柱であり、学会の進歩と普及を図ることで、我が国の学術の発展と国民の福祉に寄与することを目的として開催いたします。

 今回の大会テーマは解剖学の原点回帰であります。解剖学はヒトの正常な形態と構造をつぶさに研究し、形態形成を解き明かす学問であります。すなわち解剖学は帰納法的学問の一つで、個々の所見を正確に観察・記録・整理し、仮説を立て考察することで一般的な原則、法則や命題を発見する学問です。第124回日本解剖学会総会は大会テーマのもと、お互いの研究を確認、切磋琢磨し、さらなる研究の発展につなげ、解剖学の意義を再確認していただける大会となれば幸いです。

 本学術集会では特別講演として、名古屋大学教授:藤本 豊士先生、東京医科歯科大学名誉教授:佐藤 達夫先生、東京大学総合研究博物館館長:諏訪 元先生、長崎大学教授:小守 壽文先生をお招きしております。特別講演の他にも一般演題(口演、ポスター)、公開講座講演、シンポジウム、セミナーなどの内容(例年約800演題以上)で開催してまいります。すなわち会員の研鑽、会員相互の情報や意見交換の場となるだけではなく、一般の方々にも公開講座などを通じて貴重な学術情報を提供する貴重な役割を果たしてまいります。学術集会は年に一度の大切な他流試合の場であります。是非、一人でも多くの学会員のご参加をお待ち申し上げております。

 開催校といたしましては、学会員のみならず、他の医療従事者や一般の方々にも有意義な学会になるよう精一杯務めさせていただきます。新潟に行ってよかったと思われるような学会にすべく計画を立てておりますので、一人でも多くのみなさまのご参加をお願い申し上げます。新潟は豊かな自然に恵まれ、日本一美味しいコシヒカリ、銘酒の数々、新潟野菜、豊富な魚介類で有名です。3月の新潟市は初春を迎えております。桜は満開とはなりませんが、有名な白山神社を訪れると梅の花が咲いております。さらに古町を濶歩すれば古町芸妓に出会うこともあります。新潟の町と共に皆様のご参加をお持ち申し上げております。

 
   
  平成30年5月吉日
第124回日本解剖学会総会・全国学術集会
会頭 影山 幾男
日本歯科大学新潟生命歯学部解剖学第1講座教授