会長挨拶

第56回日本痛風・尿酸核酸学会総会
会長 四ノ宮 成祥
(防衛医科大学校 学校長)

 この度、第56回日本痛風・尿酸核酸学会総会の会長をお引き受けさせていただくことになりました防衛医科大学校の四ノ宮成祥です。

 2023年2月23日(木)・24日(金)の2日間にわたり、東京都新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷で学術総会を開催いたします。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が収まり現地開催できることを切望しておりますが、それが許されない場合にはオンライン開催も念頭に準備を進めています。

 今回のテーマは「知の深淵へ Unite Research, Art, Technology, and Education」といたしました。すべての知を結集して、痛風・尿酸・核酸にまつわる謎を解き明かし、医療に活かしていこうとする、フランクでなお且つ熱のこもった会合にしたいと考えています。皆さん、どうぞ奮ってご参加ください。

 特別講演として、大阪大学薬理学講座生体システム薬理学の金井好克教授をお招きして、トランスポーターについて幅広い見地からご講演をいただきます。また、教育講演として、国立遺伝学研究所人類遺伝研究部門の井ノ上逸朗教授から、人類遺伝学の最先端についてご紹介いただきます。

 今回、新たな試みをいくつか用意しています。そのひとつが、ダイバーシティ推進委員会企画によるシンポジウムです。多様な立場・形式で本学術領域の道を切り拓く研究を紹介いたします。また、皆様からの一般演題応募をもとに優秀演題によるセッションを設け、その中で最優秀演題賞を選ぶことになりました。このセッションは事前登録制となっていますので、“我こそは”と思う方は奮ってご応募ください。

 2021年(第54回・市田公美会長)及び2022年(第55回・津谷寛会長)の学術総会はCOVID-19のため、2回連続してオンライン開催となりました。それぞれの学術総会ともに、両会長のご尽力・創意工夫により、学術的に大変充実した会合となりました。とはいえ、会員皆様の懇親を深めるという点ではやはり現地開催に勝るものはありません。先行きはまだまだ不透明ですが、皆さんが集まって学問や次世代の医療について語り合える、そんな機会を提供することができればと願うばかりです。

 事務局一同、学術総会を充実したものにできるよう精一杯準備させていただきます。時々刻々変化する状況に対して柔軟に対応しつつ、情報発信してまいります。何卒よろしくお願いいたします。