ご挨拶
第41回日本精神科診断学会・大会長を拝命いたしました獨協医科大学精神神経医学講座の下田和孝です。歴史ある本学会の年会の開催をさせていただくことになり、副大会長・古郡規雄(獨協医科大学精神神経医学講座・准教授)ともども身の引き締まる思いです。
本学会は1981年にDSM-IIIの臨床試行グループが結成され、さらに同年文部省総合班研究(A)「DSM-III診断基準の適用とその問題点の検討」が共同研究組織として発足し、日本における精神医学の国際診断基準に関する研究会として本会の前身である「精神科国際診断基準研究会」が設立されました。私が最初にこの学会に参加したのは1985年11月2日に京都会館会議場で開催された第5回精神科国際診断基準研究会でした。この40年間の間にDSMでいえばDSM-III → DSM-III-R → DSM-IV → DSM-IV-TR → DSM-5 という改訂を私自身もみてきたわけで、疾患の概念や捉え方も随分変わってきたところもあります。次世代の更なる精神科診断学の次世代に向けての進化・変革を見据えて、第41回年会のテーマは「Next generationにつなぐ精神科診断学」といたしました。
村井俊哉教授にご担当いただいた第40回年会が新型コロナウイルス感染拡大の影響から、その会期が2020年9月から6か月延期した2021年3月6日(土)・7日(日)に変更されたことを受け、第41回年会については当初2021年9月開催予定であったものを1年延期した2022年9月9日(金)・10日(土)とさせていただきました。
第41回年会の開催地である宇都宮といえば、「餃子 」というkey visualが思い浮かぶでしょうが、カクテル、 蕎麦、jazz musicも見逃せない大変魅力的な街です。懇親会では神保 彰氏(元・カシオペア)のハイブリッドドラムスによる「ワンマンオーケストラ」を用意しております。
https://www.youtube.com/watch?v=WAAN1jLoVwA
是非とも宇都宮での現地開催を行いたいと考えておりますが、コロナウイルスの感染拡大状況によってはfull web開催に切り替えるというようにflexibleに対応したいと考えています。
【第41回日本精神科診断学会 開催方式変更についてのお知らせ】
本大会を盛り上げていただくように皆様方のご協力を切にお願いする次第です。