ご挨拶

 第33回特定非営利活動法人 日本顎変形症学会総会・学術大会を担当させていただきます明海大学歯学部 形態機能成育学講座 歯科矯正学分野の須田直人です。本大会を我々の教室で開催させていただくことを大変光栄なことと感じております。会員の皆様方に心から深謝申し上げる次第です。
 本学会では、2023年度より学会認定医制度の運用が開始いたします。日本の顎変形症治療にとっても歴史的な年になることと考え、大会テーマを「現在から未来へ 顎変形症治療のこれから」といたしました。
 特別講演では、ベルギー レーベン大学口腔外科のConstantinus Politis教授をお迎えして、3Dシミュレーションに関する最新の研究と臨床をご講演いただきます。また教育講演では、帝京大学冲永総合研究所教授・Holoeyes株式会社CEOの杉本真樹先生に、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、メタバース(仮想空間)の医科・歯科領域における活用についてご講演いただきます。
 シンポジウムは、「アンカースクリューによる顎変形症治療のパラダイムシフト」、「上下顎移動術における上顎骨位置決めの最新知見」、「上顎骨後方移動の現状」、「顎変形症治療おける顎関節機能の回復」、「顎変形症治療に伴う呼吸機能の変化」の5つのテーマで開催いたします。
 多くの会員の皆様にご参加いただけるよう教育研修会に限って、オンデマンド配信いたします。

 2020年、2021年、2022年とコロナウイルスへの感染対策から、web開催やhybrid開催となりました。第33回大会は、学会員の皆様方がface to faceで情報交換や意見交換の可能な現地開催に向け、微力ながら準備を進めております。多くの会員の皆様のご参加を、心よりお待ちしております。