学術総会長挨拶
第63回日本医療・病院管理学会学術総会
学術総会長 伏見 清秀
東京科学大学大学院 教授
日本医療・病院管理学会の第63回学術総会の学術総会長を務めさせていただきます、Science Tokyo(東京科学大学)医療政策情報学分野の伏見清秀でございます。
Science Tokyoは、2024年10月に東京医科歯科大学と東京工業大学の合併により誕生した大学であり、東京医科歯科大学・東京工業大学それぞれの専門分野のみならず、人文科学・社会科学的な視点をも含めた「科学」の発展を担い、社会とともに活力ある未来を築くことを目指しています。今回、本学術総会をScience Tokyoとして初めて主催させていただくことを大変光栄に思っております。
今回の学術総会テーマは、「身近にある医療データを医療・病院管理に活かす」です。私自身、診断群分類(DPC)データを活用した医療業務データの研究に取り組んできましたが、身近にある医療データの理解と活用こそが、医療・病院管理やその改善にとって重要であると確信しています。医療の質向上、患者QOLの改善、予防、業務効率化、経営改善など、医療データの活用は多岐にわたり、私にとっても学びの深いテーマです。また、これは当学会にとっても重要な課題であり、長年にわたって学会を牽引してこられた先生方が取り組んできた分野でもあります。もちろん、医療・病院管理学に関連する多様なテーマについても講演やシンポジウムを企画しております。
学術総会は2025年10月4日(土)・5日(日)の2日間、TOC有明(東京都江東区)での開催を予定しており、準備を進めております。皆様と直接お会いし、活発な議論ができることを楽しみにしています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。