会長挨拶
第28回日本成人先天性心疾患学会総会・学術集会
会長 齋木 佳克
東北大学心臓血管外科
第28回日本成人先天性心疾患学会総会・学術集会
開催にあたってのご挨拶
2027年1月22日(金)~23日(土)の会期で、仙台国際センター・展示ホール(宮城県仙台市青葉区青葉山)において第28回日本成人先天性心疾患学会総会・学術集会を開催させていただく運びとなりました。着実に成長する本学会の発展に寄与できる機会を与えていただき大変光栄に存じます。
1999年に本学会の前身である成人先天性心疾患研究会が発足して以来、学術集会が“白河の関”を越えるのは今回が初めてのこととなります。この記念すべき事業により成人先天性心疾患領域の診療と研究がさらに発展することを心より祈念しております。
成人先天性心疾患の治療体系は非常に幅の広い学術領域の発展により支えられています。そのことを反映し、小児循環器科および心臓血管外科領域のみならず成人の不整脈や心不全の循環器専門医、そして、産婦人科、消化器科、麻酔科領域等の広い領域から学識者が加わることで多様性に満ちた本学会の基盤が形成されています。その傾向は今後さらに強まるばかりでなく、専門医制度や修練施設制度の制度設計も整ったことによって継続的な発展が期待されている学術領域であります。年次学術集会はその発展過程を肌で実感できる機会でもあろうかと思いますので、より多くの参加者の皆様とその感覚を共有できることを願っております。
本学術集会のテーマとしては、「優しさと強さを兼ね備えて-理想のACHD医療へ近づく-」とさせていただきました。出生時より疾患を抱えその治療と通院をしながら多感な幼少期を過ごし、成人期に達しては様々なライフイベントを経ながら自身の疾患と向き合う人生、そのような人生を背負った方々に真の優しさをもって対応するのがACHD医療従事者です。また、時として非常に複雑で困難な病態に対応するにはプロフェッショナルとしての強さが求められます。まさに、鬼手仏心が求められる生業です。その精神をACHD医療チームとして涵養することで理想のACHD医療へ近づくことができるのではないかと考えます。今回の学術集会でも、常日頃の基礎・臨床研究の成果発表と議論の場を提供すること、また、成人先天性心疾患学の中でもさらに専門化された領域に関して、分野のエキスパートから学びを得ることを期待しています。その開催にあたりましては、関係スタッフ一同、準備に鋭意努力しているところであります。
本学術集会は冬真っただ中の季節に開催されます。しかしながら、会場は地下鉄東西線・国際センター駅から直結しており、空港およびJR仙台駅から雪に濡れることなく会場入りできます。会場付近の遊歩道や、広瀬川を望める仙臺緑彩館のある青葉山公園も隣接しており、セッションの合間などに散策して思考を深めて頂ければと思います。芹鍋をはじめとする冬の味覚を堪能でき、また、近郊に風情ある温泉街を構える仙台の地で、一人でも多くの学会員の皆様と交流の場が持てる日を心待ちにしております。
2026年1月吉日
第28回日本成人先天性心疾患学会総会・学術集会
会 長 齋木 佳克
(東北大学大学院医学系研究科 心臓血管外科学分野 教授)
副会長 安田 聡
(東北大学大学院医学系研究科 循環器内科学分野 教授)
