ご挨拶
第34回日本先天性心疾患インターベンション学会(JCIC)学術集会を2024年1月25日(木)~27日(土)の日程で、ウインクあいちにて開催いたします。名古屋での開催は19年振りとなります。ご推薦いただきました先生はじめ学会の諸先生方に感謝申し上げます。
本学術集会のテーマは「寄り添う、未来へと紡ぐ」とさせていただきました。先天性心疾患のカテーテル治療は今や、新生児、ひいては胎児期から壮年期を越えて、一人の患者さんの生涯に寄り添っていく治療となっています。ファロー四徴症に代表される二心室修復疾患も修復術に向かうまでと修復術を終えた後にもカテーテル治療が行われます。また、フォンタン循環に到達する単心室修復疾患もより良いフォンタン循環を目指せるように、そして、より良いフォンタン循環を維持できるようにカテーテル治療が行われていきます。生涯の包括的医療の中でカテーテル治療を組み立てていく必要があり、そういった点での議論の場となればと願っています。
テーマに込められたもう一つの想いは若手医師に対してです。未来へと紡ぐべき大切な仲間である若手医師にも寄り添えるような企画が出来ればと考えます。昨今はオンラインでの参加様式も普及し、また臨床現場への責任意識から出張をためらう事もあるでしょうが、是非とも、現地に来ていただいて他施設の若手と実際に触れあって刺激を受けていって頂きたいです。まだまだ何も整ってはおりませんが実りある会となるよう鋭意準備させていただく所存です。皆様のお力添えを賜りたく存じます。何卒、ご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
名古屋市はしばしば魅力度の低い都市として扱われますが、交通や食事、気候など様々な面でとても都合の良い都市と感じられます。皆様と直接お会いして楽しい討論が出来ることを心待ちにしています。
第34回日本先天性心疾患インターベンション学会学術集会・会長
JCHO中京病院 中京こどもハートセンター 小児循環器科
西川 浩