会長挨拶
第34回日本脳ドック学会総会 会長
北川 一夫
地方独立行政法人市立吹田市民病院 理事長
ご挨拶
謹啓
貴社におかれましては、益々のご盛栄のこととお喜び申し上げます。
このたび、2025 年6 月27 日(金)・28 日(土)に、東京ファッションタウンビル(TFTビル:東京都江東区有明)にて第34 回日本脳ドック学会総会を主催させていただきます。また6月29日(日)には、会長の現在の勤務先の地方独立行政法人市立吹田市民病院講堂で市民講座を開催させていただきます。歴史ある本学会をお世話させていただきますことを大変光栄に存じます。
一般社団法人日本脳ドック学会は、1992 年第1 回脳の人間ドック研究会として札幌市で開催され、当初の目的の一つは無症候性未破裂脳動脈瘤の早期発見と早期治療をすることでした。現在では、学会のサブタイトルを「脳卒中・認知症予防のための医学会」として、脳卒中だけではなく認知症予防も目指した活動を行っています。アルツハイマー型認知症に対する根本治療となる抗体治療が認可され、普及しつつある現状で、認知症の早期発見、早期治療は大きな社会的課題です。受診者からは脳ドック受診という比較的気軽に検査できる中で治療対象となる方を早期に拾い上げ最新の治療の恩恵を受けていただくことも本学会の重要な使命であると考えております。本学会では脳ドック学会認定施設を認定し脳ドックの質を担保する活動を行うとともに本年から日本脳ドック認定医・認定指導士を認定する制度が始まり、昨年より総会参加者が飛躍的に増加し700名を越える大会となってきています。
以上のような世の中の情勢があり、第34 回日本脳ドック学会総会のテーマは、「脳ドックで脳を守るー心身ともに健康な自立した老後を目指してー」とさせていただき、市立吹田市民病院、東京女子医科大学脳神経内科教室にも支援していただき、東京江東区のTFTビルで開催することとしました。東京女子医科大学脳神経内科教室としては、第15回内山真一郎先生以来の開催となり、また東京都内での開催も第20回総会以来14年ぶりとなります。
多くの先生、皆様にお越しいただき有意義な実りのある会にしていきたいと思っています。
末筆ではございますが、皆様の益々のご活躍、ご発展をお祈り申し上げます。
謹白
2024 年7 月吉日
第34 回日本脳ドック学会総会 会長
地方独立行政法人市立吹田市民病院 理事長 北川一夫
第34回日本脳ドック学会総会 副会長
東京女子医科大学脳神経内科 教授・基幹分野長 藤堂謙一