
謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび、日本がん口腔支持療法学会第12回学術大会を、2026年12月5日(土)および6日(日)の二日間にわたり開催させていただく運びとなりました。本大会開催にあたり、平素より本学会の発展に多大なるご尽力を賜っております会員の皆さま、ならびに関係各位のご支援・ご厚情に対し、ここに謹んで深甚なる謝意を表します。
近年、がん医療は、分子標的治療、免疫チェックポイント阻害薬、光免疫療法の登場、さらには粒子線治療の進展により、かつてない変革の時代を迎えております。加えて、遺伝子診断に基づく個別化医療、ロボット支援手術の普及、人工知能技術の導入などにより、医療の様相は日々大きく変貌を遂げております。これらの革新は、治療の選択肢を飛躍的に拡大し、患者に新たな希望をもたらすものであります。しかしその一方で、医療の高度化・複雑化に伴い、私たち医療者は膨大な情報処理や記録業務に追われ、患者一人ひとりと丁寧に向き合う時間が限られつつあります。効率と進歩が求められる時代にあってこそ、医療の本質である「人と人との関わり」の尊さを、いま一度深く見つめ直す必要があると考えます。私たちが目指すべき医療は、単なる腫瘍制御や延命の達成にとどまるものではありません。患者一人ひとりの人生観、価値観、そして希望に真摯に耳を傾け、その人にとって最善の支援を共に考え、提供していく利他の精神こそが、あるべき医療の姿であると信じます。同時に、研究に裏打ちされた新たな医療を創造し、未来へと継承していくこともまた、私たち医療者に課せられた責務です。本大会テーマ「利他と創造」には、こうした二つの使命を不易の理念として胸に刻み、次代へと継承していきたいとの願いを込めました。
本大会が、参加される皆さまにとって、利他の心を再確認し、新たな創造へと踏み出す契機となることを祈念し、ご挨拶とさせていただきます。
謹白
2026年4月吉日
大会事務局
がん研究会有明病院歯科口腔外科
事務局長 田代 美子
E-mail: jaoscc2026@jaoscc.org
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