会長挨拶

第35回日本微量元素学会学術集会 大会長
角田 正史
防衛医科大学校 医学教育部 衛生学公衆衛生学講座 教授

 この度、第35回日本微量元素学会学術集会(BRTE2024)の大会長を仰せつかりました、防衛医科大学校衛生学公衆衛生学講座の角田正史と申します。現在、BRTE2024の大会長の任を果たすべく準備を進めておりますが、ご参加を考えておられる皆様に大会長として一言ご挨拶申し上げます。

 日本微量元素学会は、1989年に第2回国際微量元素医学会議が東京で開催されたのを契機に、微量金属代謝研究会、微量元素研究会、輸液微量栄養素研究会、微量栄養素研究会が中心となり、学際的な学会として1990年4月1日に創設されました。微量元素に関する生命科学研究を振興し、健康増進と疾病の予防・治療への寄与を通じて、社会に貢献することを目的としており、会員は医学、理学、薬学、農学など多くの分野の研究者が所属しています。学術集会は1990年より開催され、今回で第35回となります。第35回目の学術集会(BRTE2024)は、埼玉県所沢市で2024年9月20日(金)・21日(土)に対面方式で開催致します。今回はテーマを「社会における微量元素研究」と定めました。BRTE2024においては、ジョージア大学、ニック・フィリポフ教授の特別講演、シンポジウム(国際産業保健学会関連シンポジウム、日本産業衛生学会アレルギー・免疫毒性研究会共催シンポジウム)、企業展示等、様々な企画が進行中です。もちろん、学術集会の中核をなすのは、参加される研究者の最新の演題発表であり、口演、ポスターともに募集致します。社会に根差した微量元素研究の活性化につながる学術集会といたしたく存じ、是非、皆様の奮ってのご参加をお願い申し上げます。