第17回日本適応医学会学術集会を2013年6月28日(金)、29日(土)に大宮ソニックシティーにて開催させていただきます。会員の皆様ならびに関係諸氏のご支援のもとに学術集会を開催できますことを大変光栄に存じます。
さて、今回の学会のテーマは”適応とその破綻“といたしました。生体反応の多くは様々なストレスに対する適応としてとらえることができます。しかしながら、必ずしもその適応が功を奏するとは言えず、往々にして破綻を来たします。その典型的な例が慢性心不全です。心不全においては心ポンプ機能の低下にたいして交感神経系やレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系などの神経内分泌因子の賦活により対応しようとします。しかしながら一見合目的的にみえるこの適応機序が実は痩せ馬に鞭打つことになり心不全はさらに悪化してゆきます。今回の学会ではこのように生体の反応を適応とその破綻という観点からとらえ理解を深めてゆきたいと思います。
大宮は交通の便もよく、東京駅から新幹線で25分、新潟からは1時間50分、仙台からは1時間20分の近さです。また会場周辺にはパワースポットとして知られる氷川神社、鉄道マニアにあらずとも一度は訪れたい鉄道博物館などもございます。会員の皆様におかれましては是非多くの演題を応募いただき大宮まで足をお運びいただければ幸いです。 |