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~第19回日本意識障害学会開催にあたって~
遷延性意識障害の治療をめざし、「意識障害の治療研究会」として1992年に発足した本会は、その後「意識障害治療学会」、「日本意識障害学会」と名を変えて発展してまいりました。この度、山口大学が第19回日本意識障害学会を開催させていただくことになり、大変光栄に存じております。
  今回は、主題を「意識障害の医療 -深遠にある科学-」と致しました。意識障害は深い闇の中に例えられます。同時に意識障害の治療を行う医療者も、暗闇の中で光を探している研究者です。「我々は意識障害の深遠にある科学を探求しているのだ」という気持ちを込めて、本主題を提示させていただきます。特別講演には東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授と静岡県立大学大学院看護学研究科の紙屋克子教授をお招きしています。川島先生には「無意識の脳機能イメージング研究」、紙屋先生には「蘇生後脳症の看護実践と課題」という御演題をいただきました。意識障害の医療に携わる皆様には有効かつ楽しいご発表と期待しています。
 意識障害のイメージング、外科・内科治療、植物症、リハビリテーション、介護ケア等々、意識障害に関する演題を広く募集しております。本会は医師、看護師、理学療法士などすべての医療職が団結して支えてきたユニークな学会です。最先端の研究だけでなく、診療における工夫、経験を伝え合うことによって、ご参加の皆様が問題解決の糸口を見出せるような会にしたいと思っています。
  学会を開催する山口県下関市は、多くの歴史的事跡を有する街であり、源平の世から幕末まで、歴史好きの方には堪らない魅力を持つようです。食通の方にはふぐを代表とする名物料理もございます。ご多忙の時期とは存じますが、多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。
第19回日本意識障害学会会長
山口大学大学院医学系研究科 脳神経外科学教授
鈴木 倫保