2015年(平成27年)8月28日(金)~8月29日(土)の2日間にわたって、日本尿路結石症学会 第25回学術集会にご参集いただき、誠に有難うございました。一般演題として50演題(基礎研究9演題、臨床研究41演題)、特別プログラム6企画12演題の合計62演題の発表が無事に終了いたしました。
本学術集会に参加された皆様におかれましては、遠路はるばる北海道~旭川の地においでいただき、主催者一同、厚く御礼を申し上げます。
今回の学術集会は、第25回という節目を迎えるということで、テーマを“四半世紀の軌跡~温故知新”とさせていただきました。
8月28日(金)の特別プログラムでは、アフタヌーンセミナー~特別講演において、市田公美先生(東京薬科大学)が『尿酸代謝の研究の最前線~尿酸トランスポーター』を、ランチョンセミナー1において、尿路結石のABCシリーズとして、野口 緑先生(尼崎市市民協働局)が『メタボリックシンドローム(生活習慣病)と保健指導等について』、金子希代子先生(帝京大学)が『高尿酸血症と食事について』を講演されました。
異種業界からの特別企画では、旭川市旭山動物園 坂東 元 園長により、『動物園の危機を乗り越えて~伝えるのはいのちの輝き~』を、江口尚文先生(旭川大学)により、『旭川ラーメン業界の探訪と若干の考察~経営学的な視座を持ちながら~』を聞かせていただきました。
8月29日(土)の特別プログラムでは、ランチョンセミナー2において、矢島愛治先生(Indiana university)が『副甲状腺機能と骨代謝』を講演され、スポンサードシンポジウムでは、尿路結石症の治療と研究の“四半世紀の軌跡~温故知新”と題して、新旧、二つの世代を経験された6名(山口秋人先生、麦谷荘一先生、千葉 裕先生、西尾俊治先生、宮澤克人先生、飯田 如先生)による貴重なお話をうかがうことができ、尿路結石症の臨床や基礎研究の重要性を改めて認識するとともに、明日への展望が開けた感があります。
今回の学術集会は、市中一般病院での限られた人数での運営となりましたので、行き届かない点も多々あったかと存じますが、皆様のご協力やご尽力のおかげで円滑に学術集会を進めることが出来ました。
次回の第26回学術集会は、納谷幸男教授(帝京大学ちば総合医療センター)を会長として、2016年(平成28年)7月20日に幕張メッセ 国際会議場でおこなわれます。並行して、The 13th International Symposium on Urolithiasis (ISU 2016)が、市川智彦教授(千葉大学)を会長、宮澤克人教授(金沢医科大学)を共同会長として、2016年(平成28年)7月19日から7月22日まで、同会議場で行われます。そこでの皆様との再会を祈念いたしまして、御礼の言葉とさせていただきます。有難うございました。 |