2017年9月14日(木)より9月16日(土)までの3日間、栃木県総合文化センターおよび宇都宮東武ホテルグランデにて「JSMRM2017第45回日本磁気共鳴医学会大会」を開催致します。
MRIやMRSは、核磁気共鳴というひとつの物理現象を基礎としながら、多彩な撮像オプションを持つ診断的価値の高い検査手法です。さらに、多チャンネル化や圧縮センシングなど、ハード、ソフト面での技術的進歩によって、高速撮像や分子イメージング等が可能となってきました。一方で、初学者にとっては、どこから勉強したらよいかわかりにくく、難解なイメージを持たれがちです。また、自分の専門領域以外の学会発表はよくわからないといった意見も聞きます。そこで、本大会では、基本を押さえつつ最先端の研究成果を理解することを目標として、「来た、見た、わかった。MR! @Utsunomiya」をテーマとしました。
特別講演「MRIの歴史的展望と将来展望」(仮題)では、巨瀬勝美教授にMRIが45年間にどのように進化してきて、今後どのように発展して行くかを論じて頂き、情報整理をしていただきます。また、シンポジウムや講演セッションの冒頭に、座長が要点やねらいを説明し、理解を深める工夫を行います。好評の「匠の技」シリーズでは、技師と放射線科医のペアでプレゼンを行い、相互の連携の重要性を確認したいと思います。また、ランチョンセミナーでは、従来通り最先端技術を紹介頂くと共に、ユーザーサポート体制をテーマに、イブニングセミナーと工場見学を企画し、メーカーとの情報交換を深めます。最先端研究から日常診療まで、参加者全員が情報を交換し、討議できるよう準備を進めています。
国際交流の一環として、韓国MR学会(KSMRM)に加え、中国MR学会(CSMRM)との共催シンポジウムも計画されています。抄録は、和英の演題名・発表者名・所属と、800字程度の日本語抄録と30語程度のSummary statementと致しますので、ご協力ください。
会場は、JR宇都宮駅から交通至便な宇都宮市中央に設定しました。学会でヒートアップした頭脳を、カクテルや餃子、ジャズで癒やして頂けたらと思います。また、大会後の連休には、平成の大修理が進む日光や、鬼怒川温泉・那須高原など周辺の豊かな自然も楽しんで頂けたら幸いです。実り多き大会となるよう準備を進めています。皆様の参加をお待ちしています。
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