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第40回日本川崎病学会・学術集会 会頭
三谷 義英(三重大学医学部附属病院 周産母子センター 病院教授)

 学術集会のご挨拶の前に、川崎病の発見者であられ、本学会顧問・日本川崎病研究センター名誉理事長の川崎富作先生の2020年6月5日のご逝去に接し、謹んでお悔やみ申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈り致します。

 未だCOVID-19の流行の第2波の収束に至らない中、会員の先生におかれましては、ご施設で感染対策にご苦労されておられ、お見舞い申し上げます。

 7月7日にご連絡致しました様に、COVID-19の流行の影響で、第40回日本川崎病学会は、予定の2020年10月30-31日(金、土)に、完全にオンラインの形で開催致します。

 本学術集会の企画の当初から「生涯循環器学と国際的視点から見た川崎病の現在」とテーマを掲げています。さらにCOVID-19と川崎病の関連、オンライン開催に関連した学術集会のデジタル化の流れが加わり、会を開催致します。

 以上から、本学会の継続した課題である川崎病の診断・管理、治療、研究に関して、日米で最近相次いで発表されました川崎病の指針ないしガイドラインの対比、難治性川崎病に対するステロイド、シクロスポリン、インフリキシバブ、アナキンラ、スタチンを含む新しい治療戦略、最近増えています成人期川崎病既往者の問題(DOACsを含む)と小児期、成人移行へのFeedback、最近話題になりますビッグデータ、In Silicoデータを用いた新しい研究の潮流を招請講演、シンポジウムで取り上げます。最近話題になりましたCOVID-19と川崎病に関して、会長緊急特別企画と国際サイバーシンポジウムを急遽企画致しました。本邦と欧米アジア(欧州, 米国, 武漢、ソウル)の研究者がこのテーマで集う初の企画です。共催セミナーでは、SNSの医療・医学への影響、人工知能の医学応用について取り上げます。川崎病学会の醍醐味である症例検討では、ケースカンファレンスに加えて、川崎病の原点に立ち返る一般演題、ポスター演題がございます。

 完全なオンライン開催の日本川崎病学会は初めてであり、他学会の経験も踏まえて準備を進めて参りました。本会では、シンポジウム、招請講演に加えて、一般演題、ポスター演題でも双方向性のライブの議論をお願いしています。その為に、Webinarにおける討論者の設定、ポスターの事前のオンデマンド掲示、参加者の質問入力、投票機能の使用を行います。オンライン懇親会、登録者限定のビジネスチャットツール(AI翻訳機能付き)を用いた連絡・フロア議論による交流を予定しています。特定の教育的なセッションで、会の後の一定期間のオンデマンド配信も予定しています。参加者全員に、完全前登録、参加マニュアルのご一読、特に発表者には、トラブル時のback upの為のご発表の音声動画のご提出、事前の打ち合わせ(画像共有、音声確認)、ウエッブ環境と音声環境の整備をお願いしています。さらに口演の発表者には、スライド作成を英語でお願いしています。しかし、予期せぬトラブルが起こる可能性が懸念され、その際は、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 本会で、3月以降にお会いしていない川崎病に関わる先生方のお元気な姿を見られることを楽しみにしています。オンライン開催の利点を生かして、川崎病診療に関わりながらも、病院業務、遠距離在住、ご家庭の事情でこれまで参加できなかった先生方、海外の先生方のご参加も大歓迎です。