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日本口腔衛生学会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝にてご活躍のこととお喜び申し上げます。
さて、このたび第62回日本口腔衛生学会・総会を、風薫る北アルプスの麓、文化輝く城下町の松本市において、松本歯科大学口腔衛生学講座が担当で開催させていただきます。学会・総会は5月15日(水)から17日(金)まで、松本市東北部の文教地区にあります「キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)」にて開催いたします。キッセイ文化ホールは、「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」や各種講演会など様々な催が行われています。このような会場で学会・総会を開催できますことは、私どもにとりまして大変光栄なことと存じます。
日本口腔衛生学会は、口腔疾患の予防と国民の健康づくりに寄与するために、基礎、臨床そして社会的活動と大きな役割を果たしていると実感しております。特に21世紀に入り、第三次国民健康づくり運動である「21世紀における国民健康づくり運動《健康日本21》」において、歯の健康が健康目標項目に入り多くの数値目標が達成されつつあることは、周知のとおりであります。また、多くの臨床医が予防処置・保健管理を基本とする予防歯科医療を実践されています。さらに、予防歯科医療関係者の努力が多くの国民に理解され、各道県における歯科保健推進条例、国においては歯科口腔保健の推進に関する法律(歯科口腔保健法)の制定とダイナミックな動きがありました。
超高齢社会を迎えて今日的課題であります「QOLの向上」は、疾患の予防や口腔ケアをはじめとする口腔衛生学の大切な使命でもあります。今後益々本学会から発信されるエビデンスが重要性を増し、日常診療や国や行政の政策立案に大きく貢献することを期待いたします。
松本市は四方を山に囲まれ、美ヶ原高原から昇る朝日を、北アルプスに沈む夕日を望むことができますし、自然豊かな上高地、国宝松本城や城下町の散策など観光名所が多数あります。少し足を延ばしますとさまざまな温泉地を巡ることもでき、心身のリフレッシュにもよろしいかと存じます。アクセスには多少ご不便をおかけするかと思いますがご了承ください。
皆様のお越しを心からお待ち申し上げます。 |
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