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 このたび、第17回日本免疫治療学会学術集会を2020年2 月22 日(土)に東京大学伊藤国際学術研究センターにて開催させていただくこととなりました。大変光栄なことであり、身の引き締まる思いであります。

 この日本免疫治療学会は、「がんなどの難治性疾患に対する免疫細胞治療の健全な普及と発展」を目的としています。これまで、本学会では文字通りがんに対する免疫療法を中心に多くの研究成果が発表されてきました。近年は、がんだけでなくその他の疾患、あるいは再生医療等細胞治療を必要とする関連分野に関する研究内容についても討論がなされるようになってきました。そのような流れの中、この第17回学術集会では全体テーマを「免疫治療学の新潮流」と題し、まず一つにはがんの免疫治療の最先端に関する研究発表を、またもう一つには再生医学と免疫学の融合分野に関する研究発表を行っていただく計画としております。まさに免疫治療学、細胞治療学の新しい潮流を感じていただければ幸いです。その他にも教育講演として近年注目を集める機械学習(AI)、あるいは新しい技術として光免疫療法などの新技術に関するご講演もいただく予定としております。学術集会最後の特別講演は慶應義塾大学教授の吉村昭彦先生にお願いしており、転写因子とエピジェネティクスによるT 細胞機能制御に関する最先端のお話を伺う予定となっております。もちろん若い研究者を中心としたポスターによる研究発表も予定しております。準備をしている現段階から大変エキサイティングな内容であると自負しており、私自身学会の当日を今から楽しみにしている状況です。

 本学会は毎年基礎医学と臨床医学が融合した内容であり、多くの研究者、臨床医にとって有用な情報を得られる貴重な機会になっています。第17回大会でもそれを踏襲し、本研究分野に携わる多くの方に有意義な時間を過ごしていただければと思っております。多くの方のご参加をお待ちしております。何卒よろしくお願いいたします。