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1. 自分らしくあるための病院利用法 ~がん経験者の立場から~
松本 陽子(NPO法人 愛媛がんサポートおれんじの会) |
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2. がんと診断されたときに備えて知っておきたい病院の利用の仕方(医療者の立場から)
小川 朝生(国立がん研究センター 先端医療開発センター 精神腫瘍学開発分野) |
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■開催概要 |
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日 時:2019年10月12日(土)14:10~15:10
場 所:タワーホール船堀 5F 大ホール「第1会場」
参加費:無料
受付開始時刻:14:00~ ※直接「第1会場」へご来場ください。 |
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自分らしくあるための病院利用法 ~がん経験者の立場から~
松本 陽子(NPO法人 愛媛がんサポートおれんじの会) |
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病気になっても自分らしくあるための病院利用法について、がん経験者の立場から2つの提案をしたいと思います。「正しい情報源」、そして「医療者とのコミュニケーション」です。
わたしが子宮頸がんの治療を受けたのは33歳の時でした。病院とは無縁の生活の中で体調不良を感じ、「やさしい女医さんのいるところ」が病院選びの基準でした。そこからがん専門病院へ紹介を受け、治療が始まりました。4年に及ぶ治療の途中で、主治医が別の病院へ異動することになり、一緒に病院を変わりたいと話しましたが、残念ながら異動先では専門的な治療は受けられないために断念せざるを得ませんでした。患者になって初めて、医療機関にはそれぞれの機能があることを知りました。
現在ではインターネットで検索をすれば、病院ごとの診療実績や専門的な知識を持った医療者の配置、受けられる治療法まで探せるようになりましたが、中には科学的根拠に乏しい情報もあります。自分や家族が希望する治療を受けるためにどうやって医療機関を選ぶのか、まずは「正しい情報源」を知ることから始まると思います。
もう1つ重要なのが、「医療者とのコミュニケーション」です。最近では、知りたいことがあれば医療者に積極的に質問することが勧められています。しかし、実際にその場に立つと何を聞けばいいのかわからないし、忙しそうな医療者を前にすると遠慮してしまいがちです。そんなときに、どんな言葉で、どんなタイミングで、どんな医療者とコミュニケーションを取ればよいのか、わたしが所属する団体で作成した質問促進ツールをご紹介しながら考えたいと思います。
(COI:なし) |
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がんと診断されたときに備えて知っておきたい病院の利用の仕方(医療者の立場から)
小川 朝生(国立がん研究センター 先端医療開発センター 精神腫瘍学開発分野) |
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がんの治療は急激に進歩しています。あわせて、がんの治療に関する情報もますます増えてきました。がんとのつきあい方は今まで以上により深く、より多様になってきます。
どうしても病気となりますと、初めてで慣れない体験になります。何をどのようにするのがよいのか、検討がつかない中、手探りで考えていかなければならないのではないか、不安にもなりがちです。緊張も増しますし、見通しが立たないことに戸惑うこともあります。そのなかで、病院をつかいこなすことは大事な手段です。病院というと、治療するところになりますが、あわせて、医療や生活についての情報を取る場でもあります。そのような病院の使い方を一緒に考えてみたいと思います。
(COI:なし) |
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