第30回JPIC学術集会
HOME
ご挨拶
開催概要
プログラム
参加者へのご案内
座長・演者
演題採択一覧
演題募集
会場案内
第2回JPICクイズ
宿泊案内
協賛
ポス
お問い合わせ
リンク
 

大会事務局

埼玉県立小児医療センター 循環器科

〒330-8777

埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2

TEL: 048-601-2200(代表)

 

運営事務局

株式会社プロコムインターナショナル

〒135-0063

東京都江東区有明三丁目6番地11

TFTビル東館9階

TEL:03-5520-8821

FAX:03-5520-8820

E-mail:jpic30@procomu.jp

 
 
 

 平成31年1月24日(木)~26日(土)の3日間、埼玉県さいたま市にある埼玉県県民健康センターにおきまして、「第30回日本Pediatric Interventional Cardiology学会学術集会」を開催させていただくことになりました。皆様が埼玉にいらっしゃる機会は少ないと考え、会場はさいたま市内の施設に致しました。会場が手狭でご不便をおかけいたしますが、その分内容が充実した学術集会ができればと考え、鋭意準備を進めております。
 今回のメインテーマは、カテーテル治療を行う際に常に考えている「子供の未来を見据えて、最善の治療を考える」と致しました。日本Pediatric Interventional Cardiology学会は、小児循環器・循環器内科・心臓血管外科・放射線科の医師が一同に会して討論するユニークな学術集会です。特に心臓血管外科の医師が参加することで、偏りの無い討論が可能となると考えています。 若手医師にとっては学術討論のあり方を学ぶ場でもあり、数多くの演題・講 演は、この領域を専攻する医師の臨床能力向上に貢献してきました。今回の特別講演は、天皇陛下の手術をなされた順天堂大学の天野篤教授にお願いしています。 天野教授は埼玉県出身で、埼玉県立小児医療センターに在籍していたこともあり、今回のJPIC学術集会でご講演いただけることをとても楽しみにしています。教育講演シリーズは、1).胎児治療、2).門脈体循環シャントの解剖と治療、3).カテーテル治療に必要な解剖、4).Ablation最近の進歩、5).合併症予防に必要な知識・準備、6).日本におけるStent治療:現状そして未来、7).肺血管抵抗の正確な測定のために: Glenn, APCA, 全身麻酔、8).安全なASD closure、などを計画しています。

 シンポジウムでは心臓血管外科の先生を座長に招き、1).Critical ASの治療方針、2).Coronary arterial fistula:治療の適応/ 治療戦略、3).TAPVC合併複合心奇形の治療戦略:Stent /外科治療のタイミングなど、4).術後再狭窄CoA(特にArch低形成症例)の治療戦略:Balloon/ Stent/ Surgical、5).PDA依存性体循環の

治療戦略: stent/ PGE1、を予定しています。会長要望演題としては、1). ASDカテーテル治療の適応と限界、2). PDAカテーテル治療の工夫(Deviceの選択など)、3).危険回避の工夫、4).合併症、その対応、5).胎児診断で計画されたカテーテル治療、6).若手育成のための工夫、7). 術後早期のカテーテル治療:限界・適応・注意点、などを予定しています。JPIC-CVIT合同シンポジウムは、今後発展が予想される「PFOカテーテル治療の展望」について、脳神経外科の先生もお呼びして開催する予定です。今回初めての試みとしては、研修医のセッションを設け、研修医による発表の場(座長も若手医師)を企画したいと考えています。また昨年に引き続き、病院対抗で若い先生方に答えていただく、心血管造影診断クイズを予定しています。

 海外からは、AEPC-JSPCCS交換留学で静岡県立こども病院に行かれたDr Sebastian Goreczny: Polish  Mother's Memorial Hospitalに、3D fusionやNavigatorを併用したカテーテル治療についてご講演いただく

予定です。また今後導入が予定されているADO II,とADO II ASについて、Prof Evan Zahn:Cedars-Sinai Heart Instituteにご講演をいただく予定です。

 最後になりますが、この学術集会を機会に埼玉の文化にも触れていただければ幸いです。小江戸と呼ばれる川越は様々な名所があり、足を伸ばしてほしい観光地です。近くにある氷川神社は歴史ある武蔵一宮で、カテーテル治療上達の祈願に訪れてはいかがでしょうか。また浦和は鰻が有名で、多くの名店がありますので、是非味わって下さい。

 皆様と埼玉でお会いし、楽しい討論ができることを心待ちにしております。

第30回JPIC学術集会 会長 星野健司
埼玉県立小児医療センター循環器科部長