学術集会長挨拶
文化看護学会 第19回学術集会 学術集会長
張 平平
富山県立大学 看護学部 教授
このたび、2027年5月15日(土)に、文化看護学会第19回学術集会を富山県民会館で開催させていただくこととなりました。富山湾と立山連峰に囲まれた自然豊かな富山での開催は初めてです。
本学術集会では、「グローカルヘルスと文化看護」をテーマとしました。グローバル化が進む中、来日する外国人は年々増加し、定住する人も増えています。こうした状況下で、医療機関や地域で外国人を対象とした看護活動の機会も、身近なものとなりつつあります。社会情勢に応じた地域の国際化に即した在日外国人の健康問題への対応に必要とされるものは、その人々の多様な背景に合ったグローカルヘルスの視点を用いた文化看護です。
本学術集会では、国際的貢献活動及び、日本WHO協会理事長としての諸経験が豊富な中村安秀医師にグローバル社会における文化の持つ価値体系や日本の地域医療、多様性を大切にした活動実践を横断した形での基調講演をいただきます。また、教育講演では、順天堂大学大学院医学研究科医学教育学武田裕子教授に外国人への医療・看護における「やさしい日本語」の活用及び、国際的視野をもつ医療人材育成における医学生・看護学生への教育効果を中心としたご講演をいただきます。これらの講演より、在日外国人の健康問題及び、それら外国人の文化的背景を配慮した医療・看護について、国際性・学際性・地域性の側面から深く追求することができればと願っています。
なお、在日外国人が増加する中、外国人医療従事者も増え続けています。本学術集会が、多文化共生社会づくりの一環として、日本で働く外国人医療従事者との連携・協働について、グローバルな視点とローカルの特性を活かした実践知の共有を図る契機となることも期待しております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。


