ご挨拶
第24回日本ヘルニア内視鏡外科手術手技研究集会
当番世話人 湯浅 康弘
徳島赤十字病院外科 第二外科部長
第24回日本ヘルニア内視鏡外科手術手技研究集会の当番世話人を拝命いたしました、徳島赤十字病院、湯浅康弘です。四国で初めてとなります本研究集会を徳島で開催させていただくこととなり大変光栄に存じます。またそれとともに皆様にもご満足いただける研究会にすべく、身の引き締まる思いでございます。
さて本研究会は、腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術における安全な手術手技の普及を目指して、代表世話人である早川哲史先生によって2012 年 4 月に設立されました。現在は日本内視鏡外科学会と日本ヘルニア学会の公認研究会として春と秋の年 2 回開催されていますが、2026年は第21回アジア太平洋ヘルニア学会(APHS)が11月に大阪で開催されることをうけ、今回は年に1度の貴重な機会となります。
四国をはじめ地方では最新の知識や技術を学ぶためには能動的に出向いていかなければならず、学びを得るには不利な環境と言わざるをえません。昨今のインターネット社会においてうまくいった手術の編集動画へのアクセスは容易ですが、一方で未編集動画を修練医、熟練者が一堂に会し、意見を交換し合う機会は少なく、そうした点からも四国で開催させていただく意義は大きいと考えています。腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術は広く普及しました。またロボット支援腹腔鏡下手術も導入する施設が増える中、安全で質の高い手術の均てん化を目指し、今一度手術手技を皆で見直す機会となるような研究会となるべく、鋭意準備させて頂きます。
例年ですと梅雨入り前ですが、蒸し暑くなることもございます。リラックスして建設的な討論ができますよう、ノースーツ、ノーネクタイのお過ごしやすいお召し物でお越しくださいますようお願い申し上げます。
