大会長挨拶

 世界では新型コロナウイルスが猛威を振るい、我が国においても感染拡大防止のための「緊急事態宣言」が発出され、スポーツ活動は自粛・縮小となり、多くの大会・イベントも中止や延期になっている現状にあります。しかし、我が国では世界的なスポーツメガイベントが2019年にラグビーワールドカップ2019日本大会が開催され、2021年には1年延期となった東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催予定であり、それらへの対応に向けて、国際基準の知識と技能が求められ、その養成がなされてきました。
 また、2022年には1年延期となったワールドマスターズゲームズ2021関西が開催され、国内の生涯スポーツへの取り組みも行われてきています。第2期スポーツ基本計画においても、競技スポーツの競技力向上のみならず、障がい者スポーツや生涯スポーツの実施率の向上、そして、スポーツ医学・科学の知見を活用した健康寿命の延伸への取り組みなどが推進されています。
 このような社会背景の中、今後、スポーツ理学療法への期待と活動範囲はさらに大きくなっていくことが考えられます。これらに応えるためには、スポーツ理学療法の国際的動向や国際基準を見据えつつ、スポーツ理学療法がカバーすべき範囲や社会的役割を整理し、学術レベルの向上を図り、質の高いスポーツ理学療法を提供できるように発展させていかなければなりません。
 これらのことから、テーマを「スポーツ理学療法の更なる発展に向けて」とし、第8回日本スポーツ理学療法学会学術大会を開催いたします。
 企画しているプログラムとして、我が国のスポーツの動向に関する特別講演、研究の質の向上などを図るための教育講演、東京2020大会に関するシンポジウム、国内・国外のスポーツ理学療法に関する講演、障がい者スポーツにおける理学療法やスポーツ理学療法の領域を考えるシンポジウム、約150題の演題発表を予定しております。
 本学術大会を通じて、皆様とともにスポーツ理学療法に関係する領域を整理し、学術レベルの向上を図る機会とし、我が国のスポーツ理学療法の更なる発展につなげていきたいと考えます。

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井戸田整形外科名駅スポーツクリニック
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