ご挨拶

 この度、第28回侵襲とサイトカイン研究会(現・外科侵襲とサイトカイン研究会)の会長を拝命させていただきました筑波大学医学医療系救急・集中治療医学 教授 井上貴昭です。救急医学、外科学の大変ご高名な諸先輩方が築かれた由緒ある研究会の会長をお任せいただき、大変光栄に感じております。
 さて、2019年12月より世界的に猛威を振るっている新型コロナウィルス感染症は、国内でもこれまでに6回の流行を繰り返し、未だその終息傾向が見えない日々であります。医療の最前線でご活躍中の皆様におかれましては、様々な形で感染対策にご奮闘される状況であるとお察し致します。このようなコロナ禍の状況ではございますが、筑波大学医学医療系小児外科教授・増本幸二会長が主催されます第59回日本外科代謝栄養学会とジョイントして、つくば国際会議場におけるオンサイト及びオンライン開催をさせていただくこととなりました。会期時の感染状況に左右されることにはなりますが、会場でもネットでも気軽にご参加いただけるハイブリッド型研究会にさせていただきたいと考えております。
 今回のテーマは、『再・輝・動』とさせていただきました。長らくご愛顧いただきました『外科侵襲とサイトカイン研究会』の名称自体を、『侵襲とサイトカイン研究会』に改称することとなりますが、これは外科に限定せず、外傷、感染症、ショック、など様々に生体に付与される生体侵襲と、それに対応する生体反応、病態を広く深く討論する研究会にするべく、『再び、輝き、動き出す』ことを目指したタイトルとしております。これには、新型コロナウィルス感染で一時的に制限を受けた社会活動、そして学術活動が『再び、輝き、動き出す』ことの弾みとなる会にすることを祈念したテーマでもあります。
 社会状況が許せば是非つくばにお集まりいただき、あるいはリアルタイムで配信されますオンラインディスカッションにご参加いただき、侵襲とサイトカイン研究の『再・・動』を感じ取っていただきたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

会長 井上 貴昭
筑波大学医学医療系救急・集中治療医学 教授

お問合せ先

筑波大学医学医療系救急・集中治療医学
er-icu@md.tsukuba.ac.jp