ご挨拶
第11回日本眼形成再建外科学会学術集会 会長
恩田 秀寿
昭和大学医学部眼科学講座 主任教授
この度、第11回日本眼形成再建外科学会学術集会を 2024年5月11日(土)および12日(日)に東京都品川区の昭和大学・上條記念館にて開催させて頂きます。上條記念館は昭和大学創立90周年を記念して令和元年に竣工され、本大会はそのメインホールである上條ホールで開催いたします。副会長には形成外科学主任教授の門松香一先生にお願いし、伝統ある形成外科学講座とともに本大会を盛り上げていきたいと考えております。
本学会は視機能を重視した眼瞼・眼窩手術に対する知識と技術の向上を趣意としております。代表的な疾患に先天性眼瞼下垂、眼瞼内反症、眼瞼眼窩腫瘍、眼窩骨折などがあり、それぞれの手術は下垂改善による弱視の予防、内反改善による角膜炎の改善、腫瘍摘出と再建によるオキュラーサーフィスの維持および多臓器浸潤の回避、骨折の整復による複視の軽減と顔貌の回復に寄与しております。第11回大会は「眼形成と視機能のantinomyを乗り越えろ」をテーマとし、眼科と形成外科がお互いの弱点を補えるよう、そして難題をお互いに乗り越えていこうという願いをこめております。特別講演1では、東京医科大学眼科教授 後藤浩先生より「低侵襲を心掛けた眼腫瘍の外科的治療」を、特別講演2ではオキュロフェイシャルクリニック大阪の三村真士先生より、「眼形成再建外科と国際標準」をご講演いただきます。招待講演では、緩和ケアや患者主体の医療などの著書や講演を数多くされている高宮有介先生をお招きし、「人生の最終章を輝かせる緩和ケア ~死から生といのちを考える、医療者自身のケアも大切~」についてご講演をいただきます。その他、眼窩骨折、小児眼形成のシンポジウム、形成外科手術共済セミナーを企画しております。症例検討や手術術式などの一般演題も募集しております。眼形成を専門とする先生、これから志す先生、そして少しでも眼形成に興味のある眼科、形成外科の先生のたくさんのご参加をお待ちしております。
謹白
2023 年 12 月吉日
第 11 回日本眼形成再建外科学会学術集会
会長 恩田秀寿 (昭和大学医学部眼科学講座主任教授)