ご挨拶
第27回日本乳腺疾患研究会
メインテーマ 外科手術とOncologyの融合を目指して
この度2021年2月26日(金)、27日(土)に第27回日本乳腺疾患研究会を開催させていただくことになりました。このような機会を与えていただきまして、世話人の先生方をはじめ会員の皆様に深く感謝いたします。当初は東京都千代田区の一橋講堂におきまして開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染が世界中で蔓延しており、収束する見込みが立たない状況です。皆様と直接お会いして有意義な研究会が開催できることを念願しておりましたが、非常に残念ではありますが対面での開催は断念し、完全オンラインでの対応を取らせていただくことになりました。
本研究会は良性乳腺疾患研究会として始まりましたが、現在では良性疾患はもとより乳腺疾患のすべてを対象としております。乳腺疾患の良性、悪性の診断から治療および乳房再建まで幅広く討論する場となっております。今回のメインテーマは「外科手術とOncologyの融合を目指して」と致しました。乳腺疾患の手術は良性、悪性を問わず美容的な配慮をすることは重要です。特に悪性疾患では整容性とともに根治性を損ねないことに留意しなければなりません。メインテーマに関連した特別演題では、乳腺疾患手術において根治性を保ちながら整容性を維持する工夫や乳房再建手術についてのご発表をお願いできればと考えております。また、日常診療で経験された症例報告および乳腺に関連した基礎研究や臨床研究も広く募集しております。プログラムでは一般演題および特別演題の他に、教育講演、イブニングセミナー、ランチョンセミナーも予定しております。現在注目されているホットな話題について理解を深めていただければと思います。
本研究会では初めてのオンラインによる開催となり、皆様にはご不便をおかけすることが多いかと思いますが、参加者の皆様に少しでもお役に立てるような有意義な研究会になるよう準備させて頂きます。