主催事務局
帝京大学薬学部臨床分析学研究室
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会長挨拶
このたび、第52回 日本痛風・核酸代謝学会総会の開催をお世話させていただくことになりました。第 52 回目で 40 年を迎える伝統のある本総会の開催にあたり、多くの研究者、医療従事者の方にご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。 本学会総会は、痛風・高尿酸血症および関連する病態の診断と治療、さらに新たな展開を目的として、最新の臨床研究または基礎研究を行っている日本の研究者が一同に会します。本総会で議論することで、高いレベルを維持し、学会主導で治療ガイドラインを作成する等、本分野において日本をリードしています。さらにこれらの病態の原因を探る遺伝子やトランスポーター等の基礎研究の発表も行なわれます。 第52回 日本痛風・核酸代謝学会総会では、メインテーマとして「多分野を繋ぐ尿酸から未来を見据える」を掲げ、臨床研究から基礎研究までを視野に入れて、特別講演、教育講演とシンポジウム、そして一般演題(口頭、ポスター)、ならびにランチョンセミナーからなる講演を予定しています。 特別講演として、オートファジー研究の第一人者である東京大学大学院 水島 昇 教授が『オートファジーの分子機構と生理的意義』のタイトルでご講演下さいます。また、高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版の発行を受け、第3版のポイントを紹介するシンポジウムを企画しました。 尿酸値が高い状態は、慢性腎臓病および尿路結石発症のリスクであり、さらに高血圧症、動脈硬化症、メタボリック症候群の発症と関連しています。一方、近年、尿酸値と精神神経疾患との関連に注目が集まっていることから、教育講演とシンポジウムには『中枢神経系とプリン体』に関するテーマを取り上げました。『脳内の細胞内および細胞外プリンシグナリング』に関して東京慈恵会医科大学医学部 加藤 総夫先生に教育講演をお願いしております。また『中枢機能とプリン体〜超高齢社会を迎えて〜』シンポジウムを企画し、臨床と基礎の両方の観点から、エキスパートの先生方に精神神経疾患における尿酸の意義をご議論いただく予定です。 また医師・管理栄養士・一般参加者向けの「食事中のプリン体値計算プログラム」体験コーナーや、コメディカル・学生向けの「プリン代謝に関連する病態症例と薬物治療の実際」についてのセミナーも企画しています。 医学部、薬学部、栄養関連学部の研究者の先生、医師、管理栄養士、薬剤師の医療従事者の方、企業で医薬品開発に携わられている研究者の方、大学院生、学生など、多くの方々のご参加をお待ちしております。 |
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第52回 日本痛風・核酸代謝学会総会 会長 金子 希代子 帝京大学 薬学部 臨床分析学研究室 |