近年、次々と新規の核酸医薬品が上市されて、核酸医薬創薬は大きな盛り上がりをみせています。特に今年は、ついに日本発の核酸医薬ビルトラルセンが承認され記念すべき1年になりました。
日本核酸医薬学会は創立して6年目を迎え、年会の参加者は、設立時と比較してほぼ倍増、参加企業も大幅に増えています。しかし、本年はCOVID-19の感染拡大により7月に予定していた徳島での年会は延期せざるを得ない状況になりました。しかし、サイエンスの進歩は急速であり、日本核酸医薬学会として、年会を補完する企画として「核酸医薬シンポジウム2020」を開催する運びとなりました。一般演題やOTS企画はございませんが、従来通り化学、生物、DDS、臨床、受賞講演の各セッションのシンポジウムをOn lineで行います。プログラムは各セッションの担当幹事の皆さまによって、質の高い講演が取り揃えられており、例年同様に魅力的な企画になっております。On line開催でまだ皆さま慣れない部分はありますが、チャットだけでなく口頭でも活発な議論して、理解を深め、情報交換をしていただけたらと思います。
今回は参加費を無料にしましたので、核酸医薬に興味のある研究者、企業関係者、学生さんなどのお知り合いの方もお声がけいただいて、多くの方のご参加をお待ちしております。 |