我が国には多くの職場とそれに伴う環境があり、また多くの人々が種々の職場に従事しています。職業性アレルギーは気管支・肺や皮膚そして鼻など種々の部位に発現し、多様な症状を引き起こすことが知られています。またその成因もIgE由来のものと刺激性物質によるものなど極めて多種類であり、各種産業の発展・複雑化とともにアレルゲンとなる物質や刺激性・毒性物質も多様化し増大しています。
日本職業・環境アレルギー学会は1970年に発足した職業アレルギー研究会を受け継ぐ学術団体であり、1993年に日本職業アレルギー学会として学会化し、2002年より職業性アレルギー疾患のみならず環境物質に起因するアレルギー疾患を対象に基礎的・臨床的に研究し発表する「日本職業・環境アレルギー学会」として発展してきております。本学会の役割はそれぞれの職場で働く人々の健康を維持し、その生活の質を基礎研究や臨床研究を通して保つことにあります。
第43回日本職業・環境アレルギー学会では招待講演、特別講演、教育講演、特別企画シンポジウム、シンポジウム、教育セミナーなどを企画しております。
最近問題となっているテーマを取り上げまして、国内外の著名な先生方に講演を頂く事になっております。皆様、奮ってご参加の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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