このたび,第2回日本集中治療医学会関東甲信越支部学術集会をお世話させていただくことになりました.会期は2018年6月30日(土)で,会場は栃木県総合文化センター(栃木県宇都宮市本町1-8)を予定しております.旧地方会時代の1993年12月,第2回学術集会を恩師の窪田達也が開催させていただいており,奇しくも同じ「第2回」ということで,巡り合わせを感じております.
日本集中治療医学会関東甲信越支部学術集会は,文字通り,関東甲信越地区で集中治療に携わる医師,看護師,臨床工学技士,理学療法士,薬剤師などのすべての職種が集い,明日の集中治療を議論する場ですが,一方で支部学術集会には「若手医療従事者の鍛錬の場」としての側面も求められると考えています.そこで,今回の学術集会のメインテーマは,「臨床→集中治療∞」といたしました.この記号のようなテーマが意味するところは,「ベッドサイドでの臨床の積み重ねこそ,集中治療の無限大の未来につながる」です.机上の空論ではなく,患者と直接向き合う中から生まれる様々な臨床的疑問や問題点を解決していく過程の積み重ねこそが重要であり,そのような過程を経て身についた能力は揺るぎない実力になる,という私の信念を表しているとご理解頂けますと幸いです.
具体的な企画内容についてはまだこれからですが,若手からベテランまで,皆さんに満足していただける学術集会にしたいと考えております.また,一般演題募集開始は2018年2月頃を予定していますが,例年通りの優秀演題賞とは別に,職種別の若手(5年未満の医師,配属5年未満のコメディカルなど)ごとの演題表彰なども考えています.
日本集中治療医学会にある7支部の中でも,関東甲信越支部は最大の会員数を有し,その数は現在およそ4,000名となっています.会員数にふさわしい,多数の皆様のご参加を心からお願い申し上げます. |