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 第50回の学術総会、並び学会の50周年記念大会を10月18日(木)と19日(金)に東京神田一ツ橋の学術総合センターで開催します。両者を同時に開催することにした主な理由は、学会が社会から評価される基盤は研究実績にあるので、記念大会を学術総会の中で開催するのが適切と判断したことにあります。また、学術総会の一環として開催すれば、その内容を学会誌に掲載し、歴史に残すことができる点も理由の一つでした。
  テーマは「医療・病院管理学の役割と未来:50年の歴史と今後を考える」であります。学会の発足当時は、戦後占領軍によって着手された、病院を「医師の家」から「患者の家」に改革するために発足した病院管理研究所において行われていた内部管理に関する啓発が中心的な課題でありました。しかし、その後、地域医療・医療政策・医療経済・介護などに研究対象が広がり、現在はヘルスサービス研究を行う中心的な学会となりました。
  今後の学会の役割を検討するうえで、記念大会及び学術総会の特別講演は、米国における当学会のカウンターパートであるAcademyHealthの理事で、Brown大学のVincent Mor教授にお願いして、先生のヘルスサービス研究が、政府の政策及び施設の管理に反映された実践例について講演いただきます。次に、シンポジウムにおいて、医学の立場から日本医学会会長の高久史麿先生、経済学からは国立人口問題・社会保障研究所所長の西村周三先生、経営学からは一橋大学教授の守島基弘先生、現場の病院長からは当学会の理事でもある有賀徹先生をお招きし、それぞれの視点から当学会の役割と今後の方向性について討議をいただきます。
  18日の午前中と翌日の19日は、通常の学術総会としてのプログラムを用意し、一般演題のほか、本学会の基本課題である医療の質と安全について、理論と実務の両面から討議するシンポジウムを19日の午後に企画しています。
  第50回という節目の学術総会を契機として、当学会のますますの発展を祈って、プログラム委員会・事務局において万全の体制で開催する決意です。これまで学会活動に貢献いただいた学会役員・会員の引き続きのご支援をお願い致します。

(いけがみなおき:慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授)