この度、第18回日本薬物脳波学会学術集会を担当させて頂くことになりました。このような機会を頂き、学会理事長木下利彦教授および、理事・評議員の先生方に心より御礼申し上げます。
　テーマを「Bergerの夢：脳波学の現在と未来」としました。精神活動の神経基盤を解明したいという夢は、ヒトから脳波を初めて記録したHans Bergerによって科学的手段を獲得したといえます。この会に集う我々はある意味でBerger’s childrenと言えるかもしれません。Berger から100年後の今、脳波に加えてMEG、MRI、PET、SPECT、NIRSなどの手段が利用可能になっています。我々の新しい夢を、若手の研究者を中心にして語り合える会になるよう企画しています。
　会場は和歌山県白浜のコガノイベイホテルを、会期は2015年6月26日（金曜日）・27日（土曜日）を予定しています。東京からは白浜空港に直行便が、朝昼夕にあります。白浜は小さな町ですので、海開きを5月に済ませた白良浜、国内最多のパンダを飼育するサファリパーク、南方熊楠記念館などが会場の近くに点在しています。足を伸ばして頂くと、世界遺産の熊野古道や、芥川受賞作家の辻原登氏（許されざる者）、中上健二氏（枯木灘）の小説の舞台となった新宮も遠くありません。
　会員の皆様には、多々ご相談とご協力をお願い申し上げることになると思います。沢山の皆様が、若い研究者にもお声を掛けて頂き、紀南の地にご参集して頂けますよう願っております。