この度、第45回日本歯科麻酔学会総会・学術集会の会長を拝命し、2017年10月13日（金）～15日（日）の３日間、長野県松本市の「まつもと市民芸術館」で開催させていただきます。 　学会のテーマは「より安全で質の高い麻酔管理を目指して」といたしました。安全で質の高い医療を提供することは、医療従事者にとって最も重要な課題と考えています。特に歯科麻酔科医は、医療安全管理においても中心的役割を果たしている先生方が多くおられることと思います。 　特別講演は福島県立医科大学医学部麻酔学講座の村川雅洋教授にお願いいたしました。6年前の東日本大震災でのご経験を踏まえ、震災に対して手術室でどのような対応が必要かなどにつきご講演いただく予定です。教育講演は信州大学医学部麻酔蘇生学講座の川真田樹人教授に、術中・術後痛のメカニズムにつき、口腔顎顔面領域の痛みを中心にご講演をお願いしました。また、久保田康耶記念講演では岩手医科大学歯学部摂食・嚥下・口腔リハビリテーション分野の城 茂治教授に、宿題報告は新潟大学大学院医歯学総合研究科歯科麻酔学分野の照光 真准教授にご講演いただきます。 　シンポジウムとしては、安全医療委員会と広報委員会主催のものに加えて、吸入麻酔薬をテーマとしたものを行う予定です。その他、登録医および歯科衛生士向けの教育講座、公開市民講座などを企画しています。 　学会場となる「まつもと市民芸術館」は、JR松本駅から徒歩約10分にあり、近くには現存する5つの国宝天守閣の1つである松本城、重文旧開智学校校舎、重文旧松本高等学校校舎などの見どころもあります。また、少し足を延ばせば、浅間温泉や美ヶ原温泉などの温泉もお楽しみいただけます。ぜひ多数の演題をお申込みいただき、多くの先生方にご参加いただきますようお願い申し上げます。       第45回日本歯科麻酔学会総会・学術集会 　会長　澁谷　徹 （松本歯科大学歯科麻酔学講座教授）