燃料電池自動車等と水素インフラの実証試験を行う「JHFCプロジェクト」が、平成20年度の成果報告会「平成20年度
JHFCセミナー」を開催いたします。
平成14年度よりスタートしたJHFCプロジェクトは、現在、首都圏、中部・関西地区に12基の水素ステーションを整備して
います。国内外の自動車メーカーが開発した燃料電池自動車、水素エンジン自動車が公道走行試験に参加、実際に水
素ステーションを利用し、より実使用に近い条件下で評価しています。
平成20年度は、燃料電池自動車実用化課題のひとつでもある1充填あたりの走行距離伸長をはかるための有力な手
段として、水素貯蔵圧力を従来の350気圧から700気圧に上げた実証試験も開始しました。
平成20年度JHFCセミナーでは、これらの実証試験の最新情報を報告すると共に、FCVの開発に密接に関係する日本に
おけるエネルギー政策に関する基調講演を行います。また、海外で行われている水素・燃料電池プログラムに関わる動
向について、米国、ドイツの各機関代表者を招き、特別講演として紹介する予定です。
また、会場となる大手町サンケイビル前には、FCXクラリティ(本田技研工業(株))、シボレー・エクイノックス・フューエル
セル(GMアジア・パシフィック(株))など最新燃料電池自動車を含む、6台の実証試験参加車両の展示を行います。
今後の水素・燃料電池にかかわる技術戦略の策定や、課題抽出を行うための一助としてご参加いただければ幸いです。
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